
ファッションの未来!パリコレでVRファッションショー開催!

今年6月半ば、フランス・パリにて世界の著名ファッションブランドが集まるパリメンズコレクションが開催されました。
その中、私達は日本発ブランド yoshiokuboとコラボレーションし、VRファッションショーを行いました。
yoshiokuboは、世界トップのコレクションにてファッションショーを行っている、東京のファッションを牽引するブランド。
2017年には、ジョルジオ アルマーニに認められ、ミラノにて初のファッションショーを実施しました。
経緯
そんなデザイナーの久保嘉男さんから、今年のパリメンズコレクションに向けて新しい施策として、VRファッションショーをやりたいとお話を頂きました。
今年の服のテーマは日本の「大漁旗」。服をただ展示するのではなく、日本の海で撮影をしたVRファッションショー(ランウェイ)を観てもらうことで、参加者に服のコンセプトをより鮮明に伝えるという手法です。
撮影・制作編
千葉県南房総市にある原岡海水浴場にて撮影を行いました。ここには海に伸びる一直線の桟橋があり、幻想的でレトロな和の雰囲気が服のコンセプトとマッチしています。モデルさんがこの桟橋をランウェイとして歩き、VRカメラの前で服を披露します。
実際にファッションショーが目の前で行われている様に感じてもらう為、今回は3Dで撮影しました。ゴーグルを装着すると実際に目の前をモデルさんがウォーキングしている様な感覚になります。
千葉県南房総市にある原岡海水浴場にて撮影
パリ編
日本にて制作および、全ての準備を終え、フランス・パリへ飛び立ちました。現地にて16台のHMD(VRゴーグル)を手配してもらい、到着と共に開発したアプリと動画を導入します。
6月20日、セーヌ川に浮かぶ船の上でVRショーとコレクションの展示を行いました。メディア、ジャーナリスト、スタイリスト、バイヤー、インフルエンサーを中心に、200名程の招待された方々が来場されました。
ファッション業界の方々で、VRを初めて体験された人数が大半でした。その中で普段私達が耳にする感想とは違った声が聞こえてきました。
デザイナーが表現したいコンセプトをファッションショーにて表現する事は重要だが、物理的に困難な場合が多い。そこでVRをパワーワードとしての効果ではなく、参加者をその場に転送させる装置として用いた今回の施策は、今後のファッションのプレゼンテーション方法として考えさせられる、といった感想を多く頂きました。
VRのファッション業界参入への可能性を感じた今回の施策でしたが、今後国内外で他ブランドへの展開も考えていきます。
本施策が取り上げられた記事一覧:
国内メディア
・WWD JAPAN (事前記事)
・WWD JAPAN コレクション日記
・ファッション週刊紙WWDジャパン (vol.2091)
・Fashion Headline
・exciteニュース(Fashion Headline転載記事)
・朝日新聞デジタル(Fashion Headline転載記事)
・繊研新聞
・MIDWESTブログ
海外メディア
・Business Of Fashion
・Cyclones
・YAHOO! LIFESTYLE
・IRK Magazine
AX-ON STAFF
スポーツ2部:井澤素樹
イノベーション事業部:北村琢 / 小原宏文