
日本とフランスの合同チームで駆け抜けた”真夏の祭典”

モータースポーツファンにとって、"真夏の祭典"といえば、鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称"8耐"です。
今回、世界約200か国に配信された国際映像制作に加え、国内向けの放送、BS松竹東急とJ SPORTSの制作を担当しました。
国際映像制作においては、世界を転戦するユーロスポーツSASのフランス人スタッフと約100名近い日本人スタッフが、タッグを組んで行いました。
🏍その実現に尽力、陣頭指揮を執って下さったのが、中西真紀プロデューサー です。
MotoGP(二輪のスプリントレース)をはじめ、モータースポーツで培った長年の経験で、"クセの強い"フランス人チームとも、臆する事なく、互角にやり合います。
会議風景
ただ、彼らの要望は中継制作に留まらず...
- 💬「うまいエスプレッソが飲みたい。エスプレッソマシンを置いて欲しい」
- 💬「クーラーが効かないから、変えて欲しい」
- 💬「明朝からレンタカーを借りてほしい」
- 💬「俺たちもその白いビブスが欲しい」
- 💬「サングラスをなくしたから、探して欲しい」
と、3波分の中継を抱え、ただでさえ忙しい中西Pに、無茶な要望も。
それでも、日本の"おもてなし"精神で対応。
すると、エグゼクティブ・プロデューサーのベルナルドが、こう言い放ちました。
- 💬「Nakaは、俺たちのビッグボスだ」
と、もちろん、彼らは日本で話題となったフレーズである事を知る由もありません。
まさに、壁が取っ払われ、チームフランスとの距離がグッと近づいた瞬間でもありました。
そんなビックボスに背中を押されながら...
🏍国際映像制作のディレクションは、モータースポーツ経験豊富な 西村明浩 と、 森澤隆志 が担当。
品質管理を行うチームフランスの要望に応えながら、ストーリーを紡いでいきます。
中継車の中の記念撮影
フランス語、英語、日本語が飛び交う中継車内はエキサイティングな空間でした。
国籍や経験は違えど、"心が通じあう瞬間"は、何ものにも代えがたい喜びでした。
🏍そして、BS松竹東急は、若きホープ 嶋岡大輝 が担当。
ユニカメ2台のディレクションに加え、コメンタリーをコントロール。
通常時の放送に比べ、平均で約9倍の視聴者数獲得に貢献!
BS松竹東急放送ブース*バックショット
🏍J SPORTSは、MotoGPでCD経験ある 赤﨑公平 が担当。
独自のユニカメと日本人選手のインタビューやリポートで臨場感ある画音を提供しました。
レースは8時間、レーサーは1チーム3人の交代制ですが、制作・技術も、ローテーションを繰り返しながら、"襷"を繋ぐ、中継となりました。
One for all , All for one を体感できた、素晴らしい機会となりました。
全体写真
"ビッグボス"に後輩一同、感謝です!
スポーツセンターは、"AX-ONブランド"を世界へ、ビッグボスと共に歩んでまいります。