スポーツセンターへ異動から1年、企画初採択!
news every. 東京五輪ボクシング女子初のメダルへ!入江聖奈選手企画

2020.02.25
CREATOR REPORT
成清大介
スポーツセンター スポーツ2部

左:19歳の頃の筆者(体重65㎏) 右:現在の筆者(95kg)

あれは忘れもしない、昨年のある日(忘れてんじゃねえか)。
いやいや2019年7月13日、後楽園ホールで母校の関東ボクシングリーグ戦のサポートを終えた後、懇意のスポーツライター、善理俊哉(せりしゅんや)氏、フリーディレクターの光山慎也氏と「東京五輪でボクシングを盛り上げる企画を実現したい。」と3人で語りあいました。

選手として一度、アマチュア全日本ランキング入りした経験のある私は東京五輪が近づくに連れ「ボクシングの人脈と選手経験を活かして番組企画という形でボクシングを盛り上げたい。」という思いが強く芽生えていました。

そしてお二人の力と「news every.」のAX-ON・川口P、藤巻Pのご尽力により企画が「news every.16時特集」に採用され、語り合った日から約半年後の今年1月21日、ついにロケが行われました!

今回取り上げた選手はボクシング女子で日本初の五輪出場、さらには初のメダル獲得が有力候補の日本体育大学、入江聖奈(いりえせな)選手でした。

★入江聖奈選手 PROFILE★

彼女は鳥取県出身。小学2年から地元のジムの伊田武志会長の熱心な指導を受け、高校生にして全日本女子選手権優勝、2年連続で世界ユース銅メダル、アジアユースでも表彰台に上がるなどの有望株。
日体大進学後も世界選手権ベスト8などの実績を挙げました。
そして昨年12月、全日本チャンピオン・晝田選手との日本代表決定戦を接戦で制し東京五輪予選出場権を得ました。
カエルが大好き、歌うことが大好き、明るく元気な19歳の女性です。

入江聖奈選手

★入江選手とのロケ★

ロケ日である1月21日が東京五輪予選の約2週間前(後に中国・武漢開催から3月ヨルダン開催に変更)、且つ日本代表合宿入りする4時間前という非常にデリケートな日...。
入江選手には構成上、実戦のパフォーマンスをやっていただく必要があったのですが、入江選手の人生がかかる最大級のデリケートな期間ということもあり、ロケには日体大ボクシング部の監督、部長も慎重に万全を期した態勢で見守られていました。
そんな状況下だったので、経験者の私が入江選手のミット打ちを受けるロケでは「日本の宝を絶対にケガさせてはいけない。入江選手の人生を壊してはいけない。」「日本ボクシング連盟、日体大に絶対に迷惑をかけてはいけない。」という意識が強く働き、ミットを持つ手の震えが止まりませんでした...。

加えてロケが押していたこともあってか手の震えから極度の緊張状態になり、自らカメラから大きく遠ざかっていく始末(笑)。
もちろん笑い事ではなく、光山Dから「下がらないで!」と叱責され我に返り、脂汗まみれで何とかミット打ちを完了...。
そして入江選手のパンチについて緊張しまくりロートーンで解説...。解説内容は悪くなかったですが(自画自賛)、かなりのロートーンでボクシングを盛り上げるには大いに聞き苦しかったと反省しています...。

そして皆様のおかげでロケ無事終了。最後は入江選手、監督、部長に御礼の言葉をいただき、胸をなでおろしました。

(2/7(金)「news every.16時特集」放送済)

筆者が入江選手のミット打ちを受ける!
★企画採択で強く感じたこと★ 今回の企画を採択していただいて強く感じたことは「企画を通すために最も重要なことの一つは『脈』。」だということでした。「人脈」そして「自身の企画にかける脈」です。
そして異動して約1年強ということもあり自身、企画力、演出力など制作現場での能力がまだ不足している中、今回の企画が実現できた要因は紛れもなく「人脈」以外の何物でもありません。
善理氏、光山氏と懇意でなければ、そして川口P、藤巻Pと同部署でなければ実現できませんでした。何かを実現するにあたって自身の熱意だけではどうにもならない部分があり、そこを解決する手段は周囲の方々の力しかないと40歳にして改めて痛感致しました。

今後も「人に生かされている。」「人を大事にする。」という意識を強く持ってこれまで構築させていただいた「人脈」、これから構築させていただけるかもしれない「人脈」を大切にして業務に励み、人生を歩みたいと思います。

よろしければ入江聖奈選手を始め、ボクシング日本代表を応援してください!
私は今後も入江選手の東京五輪メダル獲得を祈り、そして獲得後も追い続けます(拒否されない限り)。

そして自身の「人脈」「選手としての経験」を活かして企画立案し、ボクシング界、そしてAX-ON、日テレグループに貢献したいと思います。そのためにも「アマチュアボクシング企画は私が日テレグループ内の先頭に立たなければならない。」という自負を持って頑張ります。

改めましてこの度、映像協力いただいた善理氏を始め、お力添えいただいた全ての皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。