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2018.09.07

NTV「24時間テレビ41」2年連続!3,000m登山中継!

吉村真人

吉村真人
スポーツセンタースポーツ2部

    • 24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      西村D(写真中央)

      24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      中継ベース鎌倉SW(写真右)

      立山登山、移動中継

      昨年、感動的なゴールを迎えた標高3,180mの槍ヶ岳中継から1年、今年も標高3,000mの立山登山中継をすることに!
      感動のゴールを迎えたが、成功のカギは迅速な「決断力」だった。

      登山する山が立山に決まったのは6月半ばだった。
      AX-ONは今年も中継システムを担当。スポーツセンターの西村明浩が山荘の中継ベースチーフ・上田容史がスタート中継Dを担当。登山関係者に聞いたところ、定点からはあるが移動中継はないとのこと。それでは、史上初の中継になるのではないか!?
      心が躍る!

      昨年の経験もあり、初動は早かった。
      登山中継の基本は許可取り。環境省、林野庁、立山黒部貫光、立山有料道路管理事務所さんに連絡をしたところ、皆さん立山の魅力を伝えて頂けるなら大歓迎と快く受け入れて下さった。
      毎回思うが、色んな人達の御協力があってテレビは成り立っているなと思う。

    • 24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      下見の段階では雪景色

      24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      ライチョウ

      雪景色の中での下見

      本番まで2ヶ月、早速下見へ!今回は義足の少女が挑戦するという。昨年より厳しい挑戦になるのではと不安を抱きながら富山へ。
      富山から立山へは富山地方鉄道で移動するのだが、三浦友和さんが出演した映画「RAILWAYS」の舞台。思い返せば人生初の富山。
      立場上デスクワークが増える中、制作者として現場に行くとやはりテンションが上がる!

      いつもながら、雪景色の中下見。山頂が目視できなんとか中継は出来そうだ。ライチョウにも出会えました♪
      残念なのは1年ぶりの登山で体力が落ちている現実。
      そんな僕を癒してくれたのは山荘の食事。これが本当に美味しい!朝5時から焼きたてのパンにコーヒー。理想的な一日の始まり★
      夕食も18時と夜ニュース担当の自分からしたら最高の環境。
      ここで登山のアルアルを紹介。帰京してティップネスに行くとたいがい体重減&下半身の筋肉がアップしてます笑

    • 24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      山荘の食事

      24時間テレビ2018年、登山中継ロケ 24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      写真左:てるてる坊主 写真右:沼田TD(向かって左)と、筆者・吉村

      24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      今井CAM

      決断が迫られる日々

      いざ迎えた本番週は決断が迫られる日々だった。
      スムーズに行くかと思われた中いくつか問題が浮上。台風20号が立山に接近。
      2日前の通しリハーサルを行う予定だったが、制作&技術&登山コーディネーターが集まりすぐさま中止を決断。こういう時は安全第一を最優先するという全員一致の答えだった。 そんな時、技術さんのてるてる坊主に癒される★

      問題は本番でも起きた。中継が始まり登山を始めると、この先に降り続いた雨の影響で滑りやすく危険な場所があり、その道は歩かない方がいいという。 さすがに大ピンチ!
      もうすでにスタートしている。棄権するしかないのか・・。

      再び制作&技術&登山コーディネーターが集まりミーティング。下した決断は・・。

      「コースを変更しよう!」
      何よりも安全を最優先、間違ない決断だ。さすがに現場も戸惑いを隠せなかったが、それでも目の前に登頂を目指す2人がいる。
      我々は不安な表情を出さず、速やかに別のコースへ。

      時にトラブルは人の闘争心に火をつける。我々の心の中に、何としてでも2人をゴールさせるという熱い気持ちが発火!
      我々をそうさせたのは、今回挑戦した義足の少女・松永琴寧ちゃんとイモトさんの2人が、ともて魅力的な方だった。
      重い荷物を持っているスタッフへの気配りや、スタッフと家族のようなコミュニケーション。一緒に仕事ができたことを誇りに思う。
      スタッフからはもちろん愛される人柄だが、登山中も登山家の皆さんから暖かい声援が途切れることはなかった。

    • 24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備

      24時間テレビ2018年、登山中継ロケ準備
      雲の上

      そして振り返る

      そして、日曜日の夕方、感動のゴールを迎えた時だった。
      自分でも気づかないうちに涙が出ていた。
      全国に感動を届ける立場の自分が泣いていた。
      24時間テレビは、なぜか必ず熱い気持ちになる時がある。
      もしかしたら、この気持ちこそがテレビ業界に入った時の気持ちかもしれない。

      24時間テレビに携わってから気づけば13年。
      毎年夏が待ち遠しくなっている自分がいる。
      本気で熱くなれる仕事の面白さ、TVができること、改めて大切なことなんだと気づかされる。

      最後に、いつも中継を可能にして頂けるNitroの沼田TD、鎌倉さん清水さん、ありがとうございます!
      いつかプライベートで家族と立山を上ってみようか!
      なんて思う今日この頃。ただその前に婚活という壁が立ちはだかる。
      その壁の高さも3,000mを越えている気がする笑

      今回学んだ「決断力」。
      僕の記事を読もうと思って頂いたあなたの決断力に感謝です★