え、私がキャラデザイナーに!?大田区ゆるキャラ・「ぴおたん」が生まれるまで

映像事業センターの新しい部署 に異動して一週間。
右も左もわからぬ私に、上司がかけた一言。
「福田さん、Twitterってやったことある??」
一応あります~と答えつつも、質問の意図がわからず戸惑う。
なんでも、東京都大田区が羽田空港の近く「羽田イノベーションシティ」内で運営している施設「HANEDA×PiO」のプロモーション業務をAX-ONが担うらしく、その一環でSNS運用もうちで行うことになりそうだということ。
大田区内企業をはじめ、国内外大手企業・中堅企業、大学・研究機関、団体、起業家・スタートアップ企業などが集結するオープンイノベーション拠点。2020年に運用開始。社会課題の解決や新規事業創出などに意欲のある人々をサポートする施設。最寄り駅は、京浜急行電鉄・東京モノレール「天空橋」駅。
https://www.hanedapio.net/
その企画及び運用担当者をどうしようか...という話になり、では部署内で一番若い私にやらせてみようか、となって、あれよあれよという間に企画書を書いて大田区にプレゼンしに行くことに。。。
(こんなペーペーにいきなり企画プレゼンを任せてくださるなんて、有難いが、なんて思い切った先輩方だろう...と思ったし、今も思っている)
プレゼンに先立って大田区さんのところへヒアリングに伺った際、飛び出したのは、「内部の人間じゃなく、羽田PiOの利用者が呟いてる感じでの目線がいいですね」という意見。
ただ、中途半端に外の人間のフリをするとどこか嘘くさいツイートになってしまう。どうすればいいか?
その結果、むしろコテコテに人格(キャラクター)を作り上げて喋らせるというアイディアが生まれ、素人なりに自らデザインしたオリジナルのゆるキャラ案を添えた企画書を作成したのだった。"キャラクターデザインをデザイン会社に委託しなくてはならないだろうし、現実味の無いアイディアだよなあ..."とは思いつつ。

企画書に入れたゆるキャラ案(あくまでも一例のつもりで描いた)
人生初のプレゼンに、いろんな臓器が飛び出そうなほど緊張したが、ゆるキャラ案は先方に気に入っていただけた。しかも、
「企画書のまんま、"ぴおたん"で行きましょう!絵も福田さんで!」

どういうわけか私自身がキャラデザを整えることになった「ぴおたん」

ぬいぐるみの写真にツイートさせよう、というわけである。
ぬいぐるみになったぴおたん
ゆるキャラぬいぐるみの制作経験豊かな業者さんにお願いし、誕生からわずか2か月ほどで、ぴおたんは立体的なゆるキャラにまで急成長した......。
さらに、BS日テレとの繋がりがある地域共創・海外事業部内の先輩・田中健暁さんのおかげで、BS日テレ公式マスコット「バブちゅ~」とコラボをすることに!
全国あちこちにおでかけするロケ動画、「バブちゅ~お出かけちゅ~」の新撮を羽田PiO内で実施することとなり、めでたくぴおたんも共演することが叶った。

大田区公式キャラ「はねぴょん」(左)、バブちゅ~、ぴおたんに囲まれご満悦の筆者
数か月前までは制作現場でADとしてロケに参加していた自分が、キャラデザイナー??AP??のような、不思議な立ち位置で現場に携わっていくという世にも奇妙な現象......
自分の生み出したキャラが手を離れ、Dに命を吹き込まれてカメラで撮られるというのはなんともいえないエモーショナルな光景だった。子供のはじめての運動会を見守る親も、きっとこんな気持ちなのだろう。ぴおたん、あっという間に大きくなったね。
そして、これが地域共創・海外事業部でのお仕事スタイルなんだなぁ、と、1発目の仕事で身をもって実感することができた。


......そんなわけ(どんなわけ?)で、BS日テレさんに制作していただいた映像は、近日BS日テレ公式YouTubeやTwitter、及びBS日テレの放送でも公開される予定です。ぜひぜひご覧下さいませ!
最後に、ひょんなことから生まれ、モーレツな勢いで育てた私の、いや、「HANEDA×PiO」のぴおたん。
そのTwitterアカウントを紹介させてください!
どうぞ末永く可愛がってあげてください!
多大なるサポートをしてくださった先輩、野田さん(左)中山さん(右)と筆者(中)