【就業体験レポート】当事者と考える字幕・解説放送の未来
今回の記事を担当します、字幕・解説放送事業部の向田です。
弊社では映画字幕や音声ガイド、デフ陸上の字幕付与、美術展の音声ガイドなど、共生社会を実現するため、さまざまな取り組みを行っています。
今回は7/22(火)~25(金)の4日間、字幕・解説放送事業部に東京都立中央ろう学校に通う高校1年生の2名をお迎えして行った就業体験の模様をご紹介します。
障害者雇用の促進に向けた検討をしていくため、実際に字幕・解説放送を利用して番組を視聴してくださるユーザーの声を直接聞いて、より良い字幕やサービスを提供していきたいという思いから就業体験を実施しました。
聴覚に障害を持った生徒さんたちとは、主にTeamsチャットや文字おこしアプリでコミュニケーションを取りながら行いました。
解説放送

解説業務について質疑応答を行いながら真剣に取り組んでいました。

パッケージ字幕

普段は表記ルールに則って行っている字幕制作も、生徒さんたちは映像と台本のセリフを見て自分たちが感じ取ったまま文字として表現しているのがとても新鮮でした。
体験の最後には、テレビ番組の字幕表記について当事者と意見交換を行いました。


リアルタイム字幕

担当者の監督のもと、実際に放送中に使用する機材にも触れてもらいました。
生徒さんたちも視聴者として見ていた裏側を知ることができ、緊張感のある雰囲気、正確な情報を伝えようという意図を感じることができたようです。
運営進行
字幕・解説放送事業部全体の制作スケジュール管理と番組スタッフとのやり取りを行う運営進行では、映像処理と番組Qシートの素材尺や放送時間の記入作業を体験してもらいました。
生徒さんたちからは、「運営進行はなくてはならない貴重な仕事」という印象を持ったようです。


成果報告会

3日間の就業体験での学びや気付きを通して考えた事業企画アイデアを発表していただきました。
生徒さんたちが考えてくれた提案は、こちらです!
- 能や歌舞伎などの日本伝統文化をメインとした舞台でのセリフや解説を文字で見ることができる。
障がい者向けだけではなく、近年、外国人観光客も多いことから、多言語対応サービス機能を取り入れる字幕ガイドサービス。 - 公共交通機関(電車やバスなど)で自然災害による運休遅延や事故などが発生した際にリアルタイムで手話通訳が交通機関に設置されているモニターなどに映し出されるサービス。

生徒さんたちが発表した事業サービスの内容について教員の方にも参加していただき、意見交換を行いました。
就業体験に参加した生徒さんたちからの感想
- 4日間を通じて、たくさん学びました。
一番印象に残ったのは「目で見る情報を全て言葉で表す」です。
就業体験で得た知識で、将来の夢に向けて頑張っていきたいです。 - 4日間を通して職場の雰囲気を感じ取ることができました!
コミュニケーションを取ることの大切さも知ることができ、貴重な経験になりました。
これからもこの経験を生かして日々頑張っていきたいです。
最後に伝えたいこと
関係者の皆様、今回の就業体験にご協力いただきまして誠にありがとうございました。
各セクションで生徒さんたちは興味を持って熱心に取り組んでいて、高校生がオフィスで奮闘にしている姿がとても新鮮で、スタッフ一同も充実した4日間でした。
今回の就業体験を実施した目的でもある障害者雇用の促進に向けた検討を行う上でも、各セクションで一緒に働くイメージができたか、どのような改善点があるかなどスタッフ同士で意見を出し合う時間をつくりました。
当事者の方々の意見を受け入れながら字幕・解説放送の制作の品質向上を図り、環境のバリアフリー、心のバリアフリーを意識して誰もがHappyな気持ちになれるユニバーサルデザイン事業拡張を進めていきます。