スポーツニュースの"新人"CD ただいま奮闘中!

2025.02.28
CREATOR REPORT
ステビンス園和
スポーツセンタースポーツ2部

去年10月、AX-ONに中途入社し『news zero』のスポーツコーナーで曜日CD(その日のニュースのラインアップを構築)を担当することになりました。
これまではスポーツニュースのディレクターでしたが、コーナー全体をコントロールする立場になり、これまでと違ったやりがいを感じています。

これまでの経歴を振り返ると...
  1. プロ野球・巨人、ロッテの球団担当 や、
  2. バスケ担当 (沖縄で開催された23年のW杯も現地で取材)、
  3. さらに日曜日の『Going!Sports&News』に出演されている 野球解説者・赤星憲広さんの担当 を務めるなど、
スポーツの現場へ取材に行くディレクターを経験してきました。

特に、赤星さんとは侍ジャパン・稲葉監督(当時)や日本ハム・新庄監督、ロッテ時代の佐々木朗希投手らのもとへ取材に行くという貴重な経験をすることもできました。
CDになってからは...
これまでのように現場に出るのではなく「今日一番面白いスポーツ」にアンテナを張りながら項目を作り、ディレクターの原稿やVTRをチェックし、より番組作りの根幹に携わっています。

私よりも若いディレクターが多く活躍している班なので、自分の培ってきた経験からアドバイスを送り、他局の番組と差別化できるよう心がけています。
しかし、まだまだうまくいかない事ばかりです。

去年11月、年始の一大イベント『箱根駅伝』が迫っている中、番組でも注目選手の企画を作ろうとなり、その舵取りを任されました。
ディレクターを選任し、ネタを選別し、数回のプレビューを経て、なんとか3本の企画を年末に放送することができましたが、やりきった安堵感とともにうまくディレクターをゴールへと導くことができたのかと自問自答しました。

企画担当のディレクターの中に、取材も編集も未経験という入社1年目の新人、後輩の三須が企画を通して担当をしました。
取材の進め方や原稿の書き方、流れについて事細かに質問してきました。
年を重ねているディレクターであれば、ある程度のニュアンスを伝えれば理解してくれることもありますが、新人ということもあり

  1. 「こういう構成のVTRがいいのではないか」
  2. 「そのためにはこういう映像が必要になる」と丁寧に説明する必要があります。

私もそうしたつもりではいますが、本人は理解してくれただろうか、そもそも私が示した構成の道しるべは正解だっただろうかと不安にもなりました。
しかし、三須は優秀で理解力もあり完成したVTRはいいものになりましたが、もっとしてあげられることがあったのではと反省しました。

三須はすでに2つめの企画を作るべく取材を進めていて、OA後の私のデスクまで「相談に乗ってください」とやってきてくれます。
私もまだまだCDとして1年目の"新人"ですが、若いディレクターたちを全力でサポートして、一緒に成長していきたいと思っています。

慣れない項目作りに悪戦苦闘する筆者