
映画「杉原千畝 スギハラチウネ」 ワールドプレミア上映@リトアニア

10月13日、映画「杉原千畝 スギハラチウネ」のワールドプレミアをリトアニアのカウナスにて開催しました。
●杉原千畝とは...
第二次世界大戦中、日本領事館領事代理として赴任していたリトアニアのカウナス(当時の実質的首都。現在はリトアニア第二の都市)で、ナチス・ドイツに よって迫害されていた多くのユダヤ人にヴィザを発給し、避難民の救済に尽力した。
同じく多くのユダヤ人を救い、94年の第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞など最多7部門を受賞した『シンドラーのリスト』(スティーブン・スピルバーグ監督)で世界的に知られるドイツ人実業家、オスカー・シンドラーになぞらえて「日本のシンドラー」とも呼ばれている。
(映画「杉原千畝」公式サイトより)
杉原千畝さんが当時リトアニア・カウナスの日本領事館に駐在になった年と同じ1939年にできた「ROMUVA」という映画館で実施。
杉原千畝さんがリトアニアに来た1939年と同じ年にできた映画館「ROMUVA」。そこに人が殺到!
ちゃんとポスター貼ってくれています。
リトアニアではほとんど邦画は上映されたことがないらしく、人が来るのか不安でしたが、当日は450人キャパのところに700人が殺到し、逆にお断りする事態に!
現地の大学に協力をお願いし、日本語ペラペラの大学教授が舞台挨拶の司会進行をやってくれたり、大学生がボランティアをしてくれてスムーズに上映をすることができました。
映画はリトアニア語字幕を上映。そして上映後は5分間のスタンディングオベーション・・・!
たくさんの方々が涙をうかべて拍手している姿はとても感動的でした。
その中でチェリングラック監督、唐沢寿明さん、小雪さんが登壇し、挨拶とティーチインを実施し、イベントは無事終了。
ちなみに今回は、このプレミアのほか、首都であるヴィリニュスでも試写+監督のみ挨拶、番組収録(NEWS ZERO, 笑ってコラえて!)があり、さらに日本から新聞やウェブなど媒体8社とご一緒し、取材を実施するというミッション盛りだくさんでした。
宣伝担当の東宝さんと協力してやり遂げることができ、非常に濃い中身の出張でした。
会場内は人がたくさん。結局通路にも人が座り、500名以上が来てくれました。
元領事館は杉原記念館として開放されており、ここで千畝さんはビザを発給しました。
記念館撮影中に太陽の横に不思議な光が! ブロッケン現象というらしいです。