演出のご指名です!「フレンズオンアイス2024」

スポーツ2部の11年目・和田良樹(32)と申します。
今回、私が演出を担当した「フレンズオンアイス2024」は、トリノ五輪金メダリスト・荒川静香さんがプロデュースするアイスショーを魅力的にお伝えする番組(9月23日に無事放送!※関東ローカル)。そして・・・
- わたしの初めての海外出張はフィギュアスケート取材
- 初めての特番D(ディレクター)は「フレンズオンアイス」
- 初めて演出をさせてもらったのも5年前の「フレンズオンアイス」
と、自分にとって「フレンズオンアイス」はとても縁を感じる番組です!
放送の半年前に、以前筆者が働いていた日本テレビのスポーツ局スポーツニュース時代(「news zero」「Going!Sports&News」等)一緒にお仕事をしていた日本テレビ・橋場アリソンP(プロデューサー)が演出に指名をしてくださいました。カナダ出身のアリソンPは“部下が接しやすいP選手権”を行えば優勝候補筆頭に挙がる!と思うほどにとても気さくな方で、私もAD時代から遠慮なく頼っていた恩人です!
(特に筆者は英語がとても苦手で、英語関連のことは迷わず頼っていました!なんなら今も・・・・笑)
ディレクターとして経験を積ませてもらった番組、その上とてもお世話になっている方からのご指名ということで「しっかりと責任を果たさねば!」という気持ちを持って、始まった今年の「フレンズオンアイス」。 その番組のラインナップがこちら!
- 初出演の浅田真央が現役引退後、荒川静香とテレビ初対談!トリノ金のウラに
- 「浅田から学んだこと」&ソチ五輪フリーのウラに「荒川のメール」
- 五輪2大会連続メダルの宇野昌磨、現役引退のウラに恩人・浅田真央の存在&プロ転向後
- 初プログラムをノーカットでお届け!
- 日本男子初の五輪メダリスト高橋大輔がフレンズ5年ぶりのソロナンバー披露
- ミラノ・コルティナ五輪期待の世界ジュニア王者・三浦佳生が初出演
今回、これまでと大きく違ったのが放送時間。
時間帯が土日夕方頃だったのが月曜日(祝日の)午前4時30分からと早朝の放送に、枠も60分から80分になりました。そのため、細かなところでいいますと"アバンを番組冒頭だけではなく、起きてきた人に向けて、番組中盤でも入れ込む"といったように、朝の生活習慣を意識して番組を構成。(どういうめぐり合わせか、今年2月から担務変更で土曜朝の「ズームイン!!サタデー」の担当となった筆者。ちょうど朝帯の番組作りを絶賛勉強中というタイミングだったので、良いチャレンジの場となりました)
また枠時間は増えたものの、制作スタッフが増員されず・・・しかしそんなことではめげません。若いスタッフ構成ではありましたが、ADとしてシフトされた2年目の後輩にもVTRを作ってもらうなど、過去の自分同様"この番組で経験を積んでもらおう"作戦で、どうにか乗り切りました!本当に根気強く編集をしてくれた後輩たちには感謝しかありません。
また内容面ですと、浅田真央さんが初出演ということで、ショーのプロデューサーである荒川静香さんと対談をしていただきました!
現役引退後、テレビで初めて対談をするということで、今だから話せるエピソードを聞き出すことができ、とても興味深いVTRにできたのではと感じております。
世界の舞台で活躍されてきたスケーターだからこそ繋いでいける思いがあるのではないかと考え、今回「受け継がれるメダリストの思い」をテーマに番組を作りました。その思いが通じたのか、ナレーションを担当してくれた日本テレビ・佐藤梨那アナから「VTRが良過ぎて半泣きでナレーションを録ってました、笑笑」とナレ録り直後に連絡がありました。多少盛っているとは思いますが、、、初見の人がつい連絡したくなる程に伝わっているというのはとても良かったのかなと思います。
加えて視聴者からも「全国ネットで再放送してほしい」という声が日本テレビに届くなど、見てもらった方に楽しんでもらえたと思えた放送でした。
※視聴率は思うようなグラフとはならず、、、まだまだ腕を磨かないといけないとも思えた放送でした。
今回、執筆にあたりご指名いただいた理由を自分なりに考えてみました。おそらくスキルではなく「前向きに頑張ってくれそう」という人柄の部分だな!という答えにたどり着きました。
今回の番組以外にもシフト繰りや人員の役割を決める機会が少しずつ増えてきました。もちろん業務に応じて、スキルが高いことは大切ですが、それ以上に「前向きに頑張ってくれるか」ということはとても大事な気がしています。これからも「前向きに頑張るタイプ」と思ってもらえるように、楽しみながら仕事をできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。