
千葉みなとエリア回遊オーディオドラマを制作しました!

6月中旬、日テレHDグループの株式会社ムラヤマさんから、千葉みなとエリアを舞台として開催する千葉県立美術館主催回遊型美術展覧会の音声ガイド制作のご相談をいただきました。
AX-ON字幕・解説放送制作部&新規事業・海外事業開発部×ムラヤマと、部署間の垣根を越えて、他社と連携して取り組む新たなプロジェクトとなりました。
脚本家・フルタジュンさんにご協力いただき、展覧会にインスパイアされたオーディオドラマを制作することに!一つの物語のなかに、アート作品の解説的な要素も織り交ぜていくという難題にご尽力いただきました!
千葉県立美術館開館50周年を記念した特別展。
千葉県出身のアーティスト・五十嵐靖晃さんによる回遊型美術展覧会「海風」は、千葉県立美術館での館内展示に加え、千葉みなとエリアを舞台に屋外の3つのスポットにアート作品を展示。埋立地である千葉みなとエリアの魅力を捉え直し、、新たな文化の創造を目指す展覧会。
千葉県立美術館開館 開館50周年記念特別展「海風」 (chiba-umikaze.com)
五十嵐さんの作品に新しいレイヤーを差し込み、作品鑑賞がより豊かな体験になるような、音声ガイドの制作に挑みます。
音声ガイドを聴くために利用するのは、ソニー株式会社が提供している『 Locatone™(ロケトーン) 』サービス!簡単にアプリで利用できます。
※「Sound AR™」および「Locatone」はソニーグループ株式会社またはその関連会社の商標です。
Locatoneは、ソニーが開発したSound AR(現実世界に仮想世界の音が混ざり合う新感覚の音響体験)を楽しむためのサービスです。
ツアーを開始し、マップ上にある特定のスポットを訪れると、位置情報に連動して自動的に音声や音楽が聞こえてきます。音を聴きながら街をめぐることで、街の新しい魅力や楽しみ方を発見することができます。
Locatone公式ホームページ


8月初旬にはサービス開始予定とのことで、急いで準備に入ります。
初めて向き合う「Locatone」の仕様や、「Locatone」ならではの活用方法、アーティスト・五十嵐さんの作品理解を深めながら、コンテンツの内容や、キャスティング、収録方法などについて、打合せを重ねました。
そして... およそ1か月の試行錯誤の末、7/24(水)にMA収録を行いました!
初めてのオーディオドラマ制作。収録時に流す映像も無く、原稿にはタイムもない、通常とは異なる収録方法は慣れないことばかり...。クライアントや脚本家、多くの先輩方が同席するなか、意見を集約しつつ進行していくのは、大変な緊張感がありましたが、和やかな雰囲気のなか、皆さんのご協力により、最後までこだわり抜いた素敵な作品になりました!

アーティスト・五十嵐靖晃による回遊型美術展覧会「海風」にインスパイアされた、少年時代の夏の記憶をめぐるモノガタリ。千葉みなとを歩きアートを観ながら、聴く、体感する全く新しい音声ガイド!

高木渉さん!
主人公が出会う不思議な少年を美弥るりかさん!


部署を横断した取り組みだからこそ実現できた素敵なキャスティングとなり、作品を彩っていただきました!
怒涛の1か月があっという間に過ぎ去り、ついにサービス開始となりました!
- 現在開催中~2024年9月8日(日)まで
- 千葉県立美術館、千葉みなとエリア
- 男性役:高木渉、少年役:美弥るりか
暑い季節ではありますが、ご都合のつく方はぜひ、千葉みなとに足をお運びいただき、圧巻のアート作品を鑑賞しながら、新しい形の音声ガイドを体験してみてください!