
NTV24時間テレビ42 イッテQ!メンバーと子どもたち ともに渡れ!錦江湾縦断遠泳

令和初となる番組は史上初めて国技館からの放送、マラソンではなく駅伝形式など新しいことづくめ。
そんな中で、AX-ONが担当したのは、錦江湾縦断遠泳の中継。
感動のゴールを迎えたが、そこに至るまでは色々あったのです・・。
梅雨が明けた頃に...
AX-ONが中継をすることが決まったのは梅雨が明けた頃。
早速詳細を確認しようとTDさんと打ち合わせ。
聞けば、福岡放送さん・鹿児島読売テレビさん・くまもと県民テレビさんにご協力頂いているという。鈍感な自分でも中継規模の大きさを認識。やる気スイッチがオンになった瞬間だった。
8月初旬、現場入り!
8月初旬、いよいよ電波テストで現場入り。気づけば人生初の鹿児島上陸に心が躍った。
しかしここで問題が!台風10号が九州直撃。そりゃないぜ。
鹿児島着くなり電話が。「今日は船が出ません」なんてこった!
遠泳で一番長く中継する船からの電波テストができない。結果、スタートとゴールの確認しか出来なかった。
ただ、一番良くないのは放送前の事故。逆に船が出なかった分、綿密に打ち合わせをすることができた。個人的には問題が起きたとき、ポジティブに考えるってすごい大事なことだと思う。
なぜ、ゴルフの時に出来ないのだろう。。。
迎えた本番週
そして、迎えた本番週。台風も来ず中継の準備が始まった。
いつも思うけど、技術さんはスゴイと思う。普通の船があっという間に中継基地になり、レストランの一角がマイクロベースになってしまう。
いよいよ中継!
今回の中継では、スポーツセンターから松居哲郎Dがスタート、西村明浩が船の中継を担当。イッテQ!チームの方と力を合わせていよいよ中継が始まる。フェリーでスタート地点の桜島へ移動。
出演者と子どもたちが「昨日イルカ見たよ」と盛り上がっている中、なんと現役スイマーで東京五輪出場が内定している瀬戸大也さんが緊急参戦!挑戦する子ども達のテンションがMAXに達した所でついにスタート!
不安していた船の電波も受かり、中継は順調に進んでいた。自分は漁船に飛び乗り先回りしてゴールのスタンバイ。この後、感動的なシーンを目撃することなる。
目視できる所まで泳いでるみんなが来た時だった。
浜辺に集まった人だかりから「ガンバレ!ガンバレ」という声が。1人づつ声をかける人が増えていく。
宮川大輔さんが前日に言っていた。小学6年生で義足の暖太君を絶対にゴールさせる!8人で絶対にゴール!すると。
8人共通の目標に向かって泳ぐ人たち。その姿をみてゴールから声援を送る人たち。頑張っている姿を一生懸命伝える技術さんと制作。
今回のテーマのように、まさに人と人が同じ目標に向かって一つになった瞬間だと思う。大声援の中、感動的なゴールをすることができた。
感動のゴール!
そして、感動のゴールを迎えた時だった。自分でも気づかないうちに涙が出ていた。全国に感動を届ける立場の自分が泣いていた。
24時間テレビは、なぜか必ず熱い気持ちになる時がある。本気で熱くなれる仕事の面白さ、全力で番組制作に取り組むこと。テレビ業界に入った時の気持ちをいつも思い出させてくれる。
24時間テレビに携わってから気づけば14年。毎年夏が待ち遠しくなっている自分がいる。
帰京してから...
遠泳に心を動かされ、帰京してからティップネスのプールへ。本番と同じ4.2kmに挑戦するも200mで断念。やはり1人は無力で、人と人、絆の大切さを痛感しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます★