親日国に勝機(商機)あり!?―その①:台湾出張報告

2017.09.14
CREATOR REPORT
田中健暁
コンテンツ事業センター イノベーション事業部

アジア地域で1、2を争う親日国と言えばお隣の国、台湾。
自分もアニメの番組販売担当だった頃は【HUNTERxHUNTER】【アンパンマン】【寄生獣】など、数多くの作品を台湾でライセンスしてきました。

また他の営業担当の努力もありドラマ・バラエティのほか、最近では巨人戦も台湾で人気を博しています。
(※台湾人の陽岱鋼選手が移籍したことも大きいです)

そんな親日国を訪問して今回番販の営業回りを行ったのはCS日テレや系列局の旅もの・ドキュメンタリーもの。
いつもとは異なる番組ジャンル、しかも販売経験がないものばかりなので、営業方法も改めて考えなければなりません。

今回は台湾初訪問という系列局の営業担当者も同行されたため、その方を各テレビ局にご案内するというテイでスケジュールを組みました。

台北の日の出。
奥に見えるのが超高層ビル台北101(101階建)

台湾No.1の視聴率を誇る地上波テレビ局FTV(民視)

最近郊外に移転しスタジオも広くなった。

台湾も日本に負けず食が充実。
写真は台南料理の鶏油碗豆(グリーンピースのチキンスープ)と、乳扇(雲南産チーズ揚げ)

その結果、台湾の複数のテレビ局からその場で購入の意思を示して頂くことができ、系列局さんにとっても非常に実のある出張を実感して頂くことができました。

待っていても問い合わせの来る知名度のあるアニメに比べると、知名度のない紀行もの・ドキュメンタリーものは相手の興味を引くことが非常に難しいコンテンツジャンルです。
ただ、それを番販につなげられれば、系列局さん保有のコンテンツ数は膨大なため、単価が低くても継続販売が長期的な収益の獲得につながる可能性も秘めています。
また系列局さんのサポートは同時に関係性の強化にもつながり、今後の番組共同製作でもAX-ONへの信頼感を礎に依頼が増える可能性もあります。

単純にコンテンツ単体を値踏みして「売れない」「売らない」「関わらない」と判断する方もいらっしゃいますが、そのコンテンツに絡む状況を理解し「AX-ON全体にもたらす短期・長期のメリット」を推測してから判断するとまた違った答えが見つかるかもしれません。

・・こんな、かっこいいことを言っていますがこれは多くの失敗から学んだことです。
まだまだ自分も発展途上の営業マンですので皆さんと共に今後も日々是精進です。