「NEW」巨人軍 開幕シリーズ中継!中継ディレクター体験記

2026.04.23
内田隆太
スポーツセンター矢嶋CP班

AX-ONスポーツセンター入社10年目になります内田隆太です。
私は普段スポーツセンターで野球&サッカーなど、中継ディレクターをメインで担当しています。特に野球中継に関しては入社2年目から携わらせていただき、先輩方の背中を追ってきました。
そして今年、ついにプロ野球開幕シリーズ第3戦目の中継ディレクターを担当させていただきました!

プロ野球の先発投手でいうと、開幕ローテーション!
しかも、エースが集う表ローテ(自画自賛)という非常に特別な3連戦の1試合です。
エースとしての自信と自覚を持って誰にも負けない中継をしてやろうと意気込んで臨みました!

野球中継でのこれまでを思い返すと、楽しかった事よりも、きつかった事や苦しかった事がたくさん頭に浮かびます。(もちろん楽しかった事もたくさんありました!)
2020年、コロナ禍の影響で開幕が遅れた年は、東京ドームも検温などの検査が厳重に。
開幕前のオープン戦中継で、初めて東京ドームでのディレクターに臨んだ筆者はOA直前最後のトイレへ。「さあやるぞ」とトイレから戻ると、入り口の検温で38.5℃の表示。すぐに追い出され病院へ。検査結果は気合いが入りすぎての知恵熱。人生で一番「ドンマイ」と言われた日になりました。(急遽ディレクターを代わっていただいた矢嶋CPその節は本当にありがとうございました!!)

今年の日本テレビ野球中継では、「NOW!」「NEW!!」「NEXT!!!」というテーマを持って中継に臨んでいます。巨人軍としては4番の岡本和真がメジャーへ移籍、新たな世代の選手達がどんどん出てきて、新たなチームに生まれ変わろうとしているシーズン。
今回筆者が担当した3戦目も、ドラフト3位ルーキーの山城京平選手が先発という事で、「NEWヒーローが誕生する瞬間」を「ドラマチックに描きたいな」と色々想像しながら準備を進めました。とはいえ、相手は昨年王者の阪神。今年も圧倒的な強さを誇るチームなので、色々な試合展開を想定しながら、実況の蛯原アナウンサーと準備を進めました。

技術陣とスタンドで打合せ 筆者:左

中継中の東京ドームサブコン 筆者:左から2番目

そして当日、1勝1敗で勝った方が開幕カード勝ち越しという最高の展開で迎えました。
いざ試合が始まると...

大きなプレッシャーを背負ってマウンドに上がったルーキーは、緊張からか制球が乱れ、3回途中5失点で降板。地上波放送の開始時には、もうすでにその姿はベンチに。プロ初先発はホロ苦いものとなりました。
しかし、ディレクターとしては、事前に良いことも悪いことも想定して準備をしていたので、慌てずに地上波中継に入る事が出来ました。「たとえマウンドにはいなかったとしても、大役を任されたルーキーを少しでも視聴者の皆様に紹介したい」という思いから、実況の蛯原アナと「地上波の中でも彼の紹介をしようね」と約束していたことを、映像で表現できたと思っています。

試合はその後、両軍が点を取りあうシーソーゲームになり中盤は接戦、終盤は阪神が怒涛の攻撃で得点を重ね勝利。試合としてはとても見ごたえのある内容になりました。

準備&想像していた展開にハマった時は、充実感があります。
ただ、一方でスポーツの試合は台本が無いので、想定外の事が起きる方が多いと感じますし、準備していた事が全て無駄になる事もあります。
それでもそこから新たなストーリーが始まって、全く想像していないドラマチックなストーリーになる事も多々あるのがスポーツ中継の楽しさだと思います。
今回初めての開幕カードという事で、本当にたくさんの想像を膨らませて準備をして臨みましたが、「目の前で起きたプレー、現象が一番面白くて心が動くんだな」と改めて感じる事が出来ました。

これからも先輩方に追いつき追い越せるように、
そしてAX-ONのスポーツを引っ張っていけるように
頑張っていきたいと思います!!