理化学研究所×東京スカイツリー、科学実験映像制作
2022.04.28
CREATOR REPORT

清水竜史
映像事業センター映像制作部
東京スカイツリーに登ると、時間が速く進むって知ってましたでしょうか?
理化学研究所が東京スカイツリーで展示・上映する映像を、アックスオンで制作しました。
東京スカイツリーは高さ634m、東京で一番高い建造物です。その高さを利用して理研では様々な研究を行っており、その研究内容を紹介する動画です。2022年春から、フロア345mのエスカレータ付近で上映されています。
理研で行っていた研究の一つが、重力による時空の歪みを検出する実験です。アインシュタインの相対性理論によると、重力により時間と空間は歪みます。相対論効果により、東京スカイツリーに登ると時間が速く進むというのです。
理研は、100億年に1秒しかずれないという超高性能の光格子時計を用いて、天望回廊と地面で時間の進み方を調べました。結果は天望回廊(高さ450m)の方が1日に4ナノ秒(※)だけ時間が速く進んでいました。これは理論値と一致します。相対性理論が東京スカイツリーの実験で証明されたのです。
アックスオン ではこのように科学関係の映像を多数制作しています。
分野も生命科学、 、I T、新型コロナ研究と様々。
興味のある方は是非下記の動画をご覧ください。
※4ナノ秒=0.000000004秒。
天望回廊に登ると、1日に4ナノ秒だけ時間が速く進みます。不思議ですね。
プレスリリース解説 vol.8
「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞~」 プレスリリース解説 vol.1
「初期宇宙で見つかった宇宙網」