ベルリンで開催されている映画見本市・ヨーロピアンフィルムマーケットに参加してきました

2017.03.22
CREATOR REPORT
M.F
映像事業センター ライツ事業部

2月上旬―。
今年もドイツ・ベルリン国際映画祭で併設開催されている映画見本市・ヨーロピアンフィルムマーケットに参加してきました。
映画祭はカンヌ、ヴェネチアとならぶ世界三大映画祭と呼ばれており、今年も多くの人で賑っていました。

見本市が開催される会場の外観。
歴史ある建物です。手前はベルリンの壁。

町のショッピングモール。映画祭一色。

日本からはSABU監督の「Mr. Long」がコンペ部門にノミネートされており、その他の部門でも石井裕也監督の「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」、吉田光希監督の「三つの光」、荻上直子監督の「彼らが本気で編むときは、」など、日本の若手、中堅監督の作品が現地の注目を集めていました。

逆に海外映画祭常連の監督の作品はありませんでした。映画祭の傾向としては、通常のベルリンらしい社会的メッセージが含まれる内容にプラスして「家族」とか「人間関係」といった要素を絡めた作品が多かったように見受けられました。

今年の見本市は過去最高の出展者数ならびに来場者数を記録し、108か国からの参加、9550人が来場。確かに大盛況でした。
一方邦画は他社含め大作がなかったので、割と静かな感じでした。我々の「ひるね姫」も主要な国はすでに販売済みでしたので。。
日本テレビ関係でいうと、今夏公開のアニメ映画「メアリと魔女の花」がイギリスの会社を通じベルリンからセールスをスタート。スタジオジブリブランドの力もあるのか、セールスもかなりうまくいっているとのことでした。

来年は映画祭もマーケットも日本を代表するような作品で世界にアピールできるといいなと思いました。

日テレのブースです。

出展会場のすぐ外にある特設レストラン。
毎年同じですが、なんか綺麗です。