
「スポーツ撮れちゃった!フィルムフェスティバル」でディレクターデビュー!!!

今回私は、「スポーツ撮れちゃった!フィルムフェスティバル」(7月19日(日)13:15~15:00 OA済)というスポーツ特番にAD兼ディレクターとして携わりました。
この番組は、これまで日本テレビが取材してきた中で、泣く泣くカットされてしまった貴重映像を放送しよう!という番組です。
私は今年で入社3年目、普段はスポーツ局のニュース班で業務を行っていますが、入社以来ずっと「もったいないな~」と思っていたことがあります。それは、取材に行っても、その映像のほとんどが放送されていない!ということです。
例えばゴルフの大会取材。早朝から日没まで、およそ10時間も取材に行きカメラを2カメ体制で回します。
でもその日、ゴルフのニュースはたったの30秒!
残りの9時間59分30秒は残念ながらアーカイブに保存されますがまず世の中に放送される事はありません。
この現状、決して珍しくないのです。
この番組がなかったら、この映像は永遠にお蔵入りだったのかな・・・と思うと、ゾッとするような貴重映像ばかり。
そこで、この番組では取材に行ったディレクターなどに、「是非この映像を放送してほしい!まだどこにも出てないけど、こんな貴重映像あります!」という情報を集めて放送。
担当ディレクタ-としては、アスリートの取材映像が放送できる非常にありがたい番組なんです!
AD兼ディレクターとして携わりました(筆者)
今回私はディレクターとして、柔道のVTRを2本も作らせて頂きました。若手にもチャンスを頂けてありがたい次第です。
担当したVTRは、「柔道男子代表 自衛隊合宿」というネタで、実際に1年前、私が現場に取材に行ったもの。
アテネ五輪金の井上康生監督や、リオ五輪金の大野将平選手など、世界でもトップクラスの選手、監督が自衛隊に体験入隊。
雨はザーザー、足下はグチャグチャの中でほふく前進するなど、画力はとても強かったのですが、日本テレビでは残念ながらまだ放送されていませんでした。
私はスポーツニュースでは編集したこともありますが、特番でディレクターを担当するのは初めてで内心ドキドキしていました。
経験も浅いため、莫大な時間撮影している素材から使いたい映像を選別するのにまず一苦労。
構成という、VTRの原稿の作成にも苦戦。
編集作業も慣れていないため、先輩方の倍は時間がかかったと思います。
でも大学まで柔道とやっていた私にとって、柔道選手の素顔を見せられるチャンスなので必死で頑張ろうと思いました。
今回チーフディレクターを担当された上田容史Dからもアドバイスを頂きながら、なんとかVTRが完成!
形になったときにはとても気持ちがよく、勝手ながら達成感を感じることができました。
自分が取材に行ったもの、編集したものが形になる快感。
その反面、数分のVTRにかける時間と労力の大変さも感じました。
今回、特番のディレクターを担当したことは私のディレクター人生の節目となると思います。
もっともっとアスリートの素顔、スポーツの素晴らしさを全国にお伝え出来るように、そしてVTRを作成した達成感を味わえるように頑張って行きたいと思いました!