AX-ON People、教壇で高校生とともにVRアートを制作!

2024.01.29
TOPICS
土屋 光敏
クリエイティブ事業センター地域共創・マーケティング部

AX-ONは昨年11月に文部科学省から「外部人材活用事業(アーティスト部門)」を受託しました。これは、専門的な経験を持つものの教員免許状を持たないさまざまな方を対象に、学校で継続的に授業を行ってもらうための調査・研究を行うものです。

早速12月までに、AX-ONの全社員を対象にアンケート調査形式で学校での授業に興味を持つ方を募集しました。そのリストの中から実証授業協力校の埼玉県川口市立高等学校により、第1回目の授業者(特別非常勤講師)としてニュース・ライブセンタークロステック事業部の小原宏文さんが選ばれ、2024年1月15日から「VR技術を活用したVRアート体験授業」というテーマで授業を行うことになりました。

限られた準備期間内に小原さんと筆者は川口市立高等学校に通い、授業準備を進めました。

1/12には行田市にある埼玉県立総合教育センタ-で、今回の事業実施での必須項目である「事前講習」を受講しました。
事前講習とは埼玉県教育委員会のご厚意で教員に採用された1年目の教師を対象に行われる研修を一日分に圧縮した特別プログラムで、埼玉県立総合教育センタ-に作成頂き実施するものです 。
小原さんは午前中教師としての心構えやセキュリティーに関わる座学中心の研修を受講し、午後は川口市立高校で実施予定の授業の実演(模擬授業)を行って指導主事の先生方に点検をしてもらいました。その結果、直前ではありましたが課題点を抽出でき、実際の授業を行う上での助けになりました。


埼玉県立総合教育センタ-で模擬授業

いよいよ授業当日。川口市立高校の工作室でVR機材の動作最終チェックを行い、夕方からの授業に備えます。
今回の授業は放課後を使い、2年生の美術部員を中心に11名の生徒に特別講座として受講してもらいました。
ひと通りVR機材の説明が終わり、次は3次元空間に立体的に絵を描いていく体験をしてもらいました。生徒さんたちは初めて手にするVR機材に戸惑いながらもすぐに使いこなせるようになり、楽しんで操作を学んでいたような印象を受けました。


授業風景

次回1/26(金)の授業までに、生徒さんたちには継続してVR機材で絵を描く作業をしてもらい、一つの作品を完成させて発表を行う予定です。
どのような作品が出来上がるのか、今から楽しみです。