
木下グループのCM制作について

木下工務店や木下不動産、キノシールド、キノシネマといった、現在オンエアされている木下グループのCMは、すべてアックスオンで制作しています。
番組の30分や1時間という時間と比較して、CMは15秒や30秒とかなり短い尺で何かを伝えなければいけないため、制作の際には非常に緻密な作業を行っています。
木下工務店CM 撮影現場
金メダル選手の水谷隼が卓球人生を語る設定で、金メダル獲得という「夢を叶える」ことを家づくりと結びつけたCMです。
水谷選手の写真を合成した坂道ではドローンを使って撮影しているのですが、ベストな坂道を探すために都内近郊の住宅地を10か所ほどロケハンしました。
また、どんなスピードで何枚写真を見せると分かりやすいか、撮影前にCGソフトをつかって何度もシミュレーションしています。
撮影当日も、道路に写真合成用の目印をいくつも貼りつけ、さらにドローンの移動距離も綿密に計測して撮影しています。
木下グループ企業CM 撮影現場
木下グループが取り組んでいる幅広い事業内容を伝えるためのCMです。
木下のブランドイメージを伝えるために、街を見下ろせる自然豊かな「丘」を探しました。
しかし、撮影時期が冬ということもあり理想の丘がどうしても見つからず......大樹や緑をCG合成でつくりました。
なだらかな丘陵も、CGで地面を削って「理想的な丘」に仕上げています。
木下不動産CM 撮影現場
実写とラインアートCGを組み合わせた、映像制作部らしい映像表現のCMです。
地主家族たちが遊休地の利用方法を語るというストレートな訴求の内容です。
地主家族が「夢を描く」というコンセプトから、建物が描かれていくラインアートCGを活用しています。
実写とCGの整合性をとるために、カメラの高さ、動く速度、レンズのミリ数など、かなり綿密に計測して撮影しています。
また、出演者のセリフや動きのタイミングもあわせないといけないので、1カット30テイク以上撮影しています。
映画館で上映前に流れるロゴも制作しています。
10秒という短い尺で世界観を伝えるために、音楽は全部で12タイプ制作して、その中からベストの楽曲を選び、さらにそれを何度もブラッシュアップするという作業を重ねました。
このようにCM制作では、短い尺で訴求内容や世界観を伝えるために、細部にこだわる地道な作業を何度も積み重ねています。