入社して1年と3ヶ月

2021.02.25
CREATOR REPORT
嶋岡大輝
スポーツセンター スポーツ1部

AX-ONに中途入社して1年3ヶ月が経ちました。

前職は地方滋賀県のテレビ局で制作や営業を経験していましたが、もともとスポーツ好きなこともあり、スポーツ中継を制作することに楽しみを感じていました。
「もっとスポーツ中継のディレクターを学びたい」と思った私は、AX-ONの中途採用に応募し、キャリア社員として入社しました。
そんな私がスポーツセンター1部に配属されて、この1年3ヶ月で感じたことを書いていきたいと思います。

まず入社して驚いたことは「機会の多さ」です。

携わったスポーツ中継はJリーグ、プロ野球、プロバスケットボール、ラグビー、プロレス、ボクシング、高校サッカー、高校野球、、、、
スポーツ中継ができる数はもちろん、ジャンルも幅が広いことはAX-ONならではの強みだと思います。
この環境だからこそ、自分のスキルアップに必要な場数を踏むこともできますし、自分に合う競技を見つけることもできます。

あらゆるスポーツに携わる機会が多いことで、歴史的な現場に立ち会えることもあります。
昨年度の全国高校サッカー選手権決勝でサッカー王国の復活を背負う静岡学園が24年ぶりの優勝を果たした瞬間や、プロバスケットボールリーグBリーグのシーズン開幕の瞬間などこの1年3ヶ月だけでも多くの歴史的瞬間に立ち会わせていただくことができました。

私は現在、主にBリーグの中継ディレクターを担当しています。

AX-ONのスポーツ中継ディレクターの大きな特徴はディレクタースイッチであることです。
通常であれば、ディレクターとは別にスイッチャーと呼ばれる方がディレクターの意図に沿ってカメラに指示を出し、画面の切り替え(スイッチ)を行いますが、AX-ONではスイッチャーの役割もディレクターが担います。ディレクターの意図や思いをズレなくダイレクトに映像に反映させることができるからです。

自分でスイッチを行うこと自体が初めての経験だったので、ディレクターをやり始めた当初はとても緊張しました。
スポーツならではのスピーディな試合展開の中で、今視聴者が何を見たら面白いのかを考えながら、カメラに指示を出し、自分で映像を切り替えることは大変ではありますが、それ以上にやりがいがあります。

リモートで打ち合わせをする筆者

私が担当した試合で最も印象に残っているシーンは、ここまでリーグを連覇していながら、なかなか勝てずに苦しむチームのキャプテンが試合残り6秒で逆転の3Pを決めたシーンです。
なかなか感情を出さないキャプテンがシュートを決めた興奮で吠えた瞬間、ベンチの喜び、逆転されて悔しそうな相手選手の表情がとても印象的でした。

ある先輩から

中継ディレクターとして、担当するチームや選手の情報を調べ、前節の映像をチェックして、資料を準備することはもちろん大変。試合中はドラマのように台本があるわけではないので、何が起こるかわからない。
ただ「こんな試合になったら面白い」と妄想し、その妄想に対して「こんな風に撮りたい」と考えていたことが現実になった瞬間、大変さも忘れるくらい楽しく、やりがいを感じると教えていただきました。
前述した試合はその楽しさとやりがいを感じた試合でもあります。

私はまだまだ未熟なので、もちろん思い通りにいかないことも多いですが、先輩が私の担当した中継を一緒に見ながらアドバイスを下さったり、ありがたいお言葉をいただいたりと、AX-ONはスポーツ中継をする機会はもちろん「学ぶチャンスが多い」環境でもあると感じました。

コロナ禍でなかなかスポーツ観戦に行けない今だからこそ、スポーツ中継の価値は高まっています。
その中で、スポーツの魅力や面白さを伝えられるように、これからもスポーツ中継ディレクターとしてスキルを磨いていきたいと思います。