1年目社員3名奮闘記@「歌唱王」

柘植 日向子

原 大貴

橋本 杏樹
こんにちは!制作センター1年目の柘植 日向子、原大貴、橋本 杏樹です。
今回は3人で参加した「歌唱王」から現在の業務にかけてのレポートをお届けします。
制作センター同期3人で同じ番組に関わるのは、昨年の「24時間テレビ事前番組」以来。原、橋本、柘植それぞれが、言葉通り、奮闘!といった3ヶ月を過ごしました。
それぞれの奮闘記をお届けします!!
2021年10月から「歌唱王」チームに合流。 「歌唱王」は番組名を言うと「大変だね」と返ってくる番組。不安もありましたが、全面的に頼れる3年目の及部さんに教えていただきつつ、毎週末のオーディション運営から歌唱王LIFEが始まりました。
オーディション準備の際、マイクチェックのため、1曲歌わなければなりません。歌は上手くないのですが、とにかく声が出ていればバッチリだそうです。唯一自信のある長所"声が大きい"が活かされました。ホッとしました。
また、人前でマイクを持って歌う緊張感を体感したことで、オーディション中は、参加された方が少しでも緊張されないよう接する必要があることに気づくことができました。
「歌唱王」期間は、演出の五歩一さんが頻繁にヤングディレクター達の感想など意見を聞いてくださいました。
こんなに意見を聞いてくれるの?と驚いたのを覚えています。
そして「歌唱王」が大変と言われる理由も分かりました・・・
とにかく「数」が多い!
応募件数、扱う素材、必要な備品、資料など......歌詞や音楽著作権など、音楽番組として特に気を付けるポイントもありました。ですので、とにかく先手をとって動いていくことが大切でした。
それでも上手く動けたわけではありませんでした。先を読んで動いているつもりでも、ギリギリになって慌てることがたくさんありました。ここはもっと鍛えたい部分です。
今は制作2部で「ニノさん」を担当しております。
最近学んだことは、ロケ先仕込みとロケ前日の「何か忘れている気がする」という気持ちは、どうしても解決できないということです。「歌唱王」で学んだことも活かして業務に取り組んでいます。
私がこれを書いているのは3月。記事としてTOWNに掲載される4月には後輩が入ってきます。1年目社員という初心者マークはもう卒業です。正直、ずっ1年目でいたい気持ちはありますが、2年目もコツコツ頑張ります!
我々、2021年入社組には例年より少しだけ長い研修期間が用意されていました。
その甲斐あってか、入社から約半年経った頃には制作センターには我々1年目の顔を知る方が少しずつ増え、ありがたいことに声をかけていただくことも増えてきていました。
そんな9月ごろに、先輩方とよく交わした会話がこちら。
先輩「次の研修は何の番組なの?」
筆者「10月から「歌唱王」です!」
先輩「ああ、大変だね。」「帰れないじゃん」「同期1人くらい辞めるんじゃない?」
もちろん、冗談半分の会話ではありましたが、どうやら「歌唱王」がなかなかハードな番組というのは制作センター若手社員の間では共通認識のようです。
一抹の不安を抱えながら、10月に「歌唱王」へと合流しました。
「歌唱王」に合流し、最初に取り掛かった仕事は応募音源の整理。番組のもとには、連日数多くの応募音源が届きます。
ちなみに、歌唱王の応募資格は、、、
"何曲"でも"何度"でもエントリー可能!
年齢、性別、国籍全く問いません。
(番組HP抜粋)
この応募資格の通り、2007年生まれの中学2年生から、筆者の親世代の方まで。さらには、既に音楽活動をしているアーティストや外国籍の方からの応募もありました。その幅広い層からの応募にはとても驚かされました。
と同時に、老若男女・国籍問わずに支持を得ている番組なんだと、身の引き締まる思いになりました。
そして、応募音源から選び抜かれた方々を毎週10名前後、日本テレビへお呼びしてオーディション。
さらに、そのオーディションを通過すると最終予選。
その最終予選を勝ち抜いてやっと、決勝大会への出場資格が得られます。
参加者の方々が力を出し切って歌えるようにと、私たちは歌唱音源の準備、歌詞資料作成、オーディションの会場設営と必死に動き回りました。
ただ、我々1年目の力はとても微力。若手Dをまとめてくれた3年目の及部さん、数多くのディレクター、プロデューサーの方々、そして、五歩一演出。
諸先輩方の偉大さを身に染みて感じる日々でした。
そんな「歌唱王」での日々を終え、筆者は1月からは「ヒルナンデス!」に配属となりました。ヒルナンデスでも初めての経験が多く、勉強の毎日です。
もうすぐ1年目も終わりますが、「初心忘れるべからず」を胸に、日々精進して参ります。
ちなみに「歌唱王」は例年、1年目社員が同期揃って参加することが多いとのことです。
今年の9月ごろには、1期下の後輩に
「歌唱王?まあまあ大変だね。」
とすました顔で、先輩風を吹かせられるくらいになることが当面の目標です。
ここまで読んでくださった方には、私たち3人が歌唱王で行っていた業務についてほとんど理解されていると思います。
そんな歌唱王の多岐にわたる業務の中で、私が一番大変かつ無力さを感じたのは、オーディション後に各ディレクターに付いて、担当の出場者に関する素材集めをした時でした。
ハコ(編集ブース)での編集作業や、収録での立ち回りももちろん大変でしたが、初めてだから分からないのは当たり前だし、これから慣れていく業務ではあるので常に学んでいく姿勢で臨んでいました。しかし、素材集めやリサーチと呼ばれる業務は、1年目に必ず最初に経験するであろう業務です。それがまだうまくできるようになっていない...というよりも、ディレクターの欲しい画があれもない・これもないと、探せど探せど見つけられない。焦燥感が常にまとわりついていました。
これは「歌唱王」が終わって、「ヒルナンデス!」に配属された今でも大変だと感じる業務の一つです。
「歌唱王」では大変なことだけでなく、褒められて嬉しかったこともありました。
ほとんどの業務を、先に「歌唱王」に参加していた同期の柘植から教わったのですが、私は出演者のプロフィールや歌唱曲についての情報資料の作成も行なっていました。これを五歩一演出に直接お見せして直しをもらうのですが、あるときメールの返信に「かなり見やすくなったね!」と書いてあり、夜中に嬉しくてにやけてしまったのを覚えています。
今でも資料を作成するときは、見てもらう人に分かりやすいようにまとめることを心がけています。
ヒルナンデスの先輩で、リサーチャーさん並みに見やすい資料を短時間で作成している方がいらっしゃるので、その方みたいに資料作りできるように頑張っています。
もう2年目か...とため息が出ることもありますが、できない先輩だと思われないように今後もどんどんできる業務を増やしていきます!と言ってもまだまだ新米なので、私たちをどこかで見かけた際は、ぜひお肉がおいしいお店の1つでも伝授していただけると泣いて喜びます。よろしくお願いいたします!