“とんでもない女”に心奪われて――『パンチドランク・ウーマン ‐脱獄まであと××日‐』ドラマも後半戦に突入!ぜひご覧ください!
「真面目で優秀な女性刑務官が、男性受刑者を脱獄させて一緒に逃げた」
約3年前、米国・アラバマ州で実際に起きたそのニュースを見て、私は衝撃を受けました。
一体彼女に何があったのか?その受刑者との関係は?何が彼女をそこまで突き動かしたのか?
色んな“?”が頭を駆け巡り、そして思いました。
―「とんでもない女……けど、何だかカッコイイな」。
真面目に正しく生きなくてはいけない、失敗は決して許されない ―
そんな社会で生きる私たちにとって、この刑務官の女性が何だかとても輝いて見えてしまったのです。
彼女の行為は決して許されないし、世間からはバカだと罵られるかもしれません。
それでも、たった一つの衝動、思いのためだけに生きる……そんな生き方に心震えてしまったのです。
そんな衝動を感じた瞬間から企画が成立するまで……約3年もかかってしまいました!
実はこの企画、最初は映画で考えていたんです。
しかし中々成立せず、今度はドラマとして考え直し、その中で色々な出会いや巡り合わせがあり……ようやく実現した企画でした。
最初は刑務所から脱獄するというストレートな設定だったのですが、未決拘禁者(まだ裁判で刑が確定していない人)がいる拘置所にして、殺人犯の事件を膨らませたり、リサーチをする上で女区(拘置所で女性が収容されているエリア)のことやトランスジェンダーの扱われ方などを勉強して、それらの要素も盛り込んで内容を膨らませていきました。
ドラマのプロデューサーをやらせていただいて10年が経ちましたが、未だに企画を実現することの大変さを実感します。
けれどそんな大変さなんて吹き飛ぶくらい、実現した時の嬉しさ、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんがカタチにしてくれた時の感動は、何物にも代えがたいです。
今回の作品は、アックスオンチームの個々の力が遺憾なく発揮されていると思います。

まずはチーフ監督の中茎強さん。
中茎さんは独自の世界観を持ち、海外作品も含めて観ている作品の量、勉強量が圧倒的で、今回の「パンチドランク・ウーマン」の映像・世界観を作り上げるにはなくてはならない存在でした。
主演の篠原涼子さんをはじめとする俳優陣とも素晴らしいコミュニケーションを取ってくれ、とても助けられています。
監督の茂山佳則さんもそんな中茎さんの世界を踏襲しながらも、ラブストーリーのシーンはキュンを、サスペンスシーンではスピーディーに、ストーリーをとにかく面白く盛り上げてくれています。
プロデューサーの福井芽衣さん。
今回は彼女のキャスティング力、アイディアがとても光っています。
死刑囚役の河内大和さん、トランスジェンダー役の沢村玲さん、その他芸人さんなどの個性豊かなキャスティングも、話題性含めて素晴らしいものでした。
彼女の力なくしては成立しなかったことがたくさんあります。
そして、アシスタントプロデューサーの本間塁輝さん。
刑務監修などを一手に引き受けて、台本のニュアンスを汲み取り、制作側と監修側の架け橋になってくれ、とても助けてもらっています。
AX-ONにはこれだけの素晴らしい人材がいて、素晴らしい作品を作り上げることが出来る……改めて、チームの強みを知ることが出来ました。
もちろんAX-ONの人間だけではなく、すべてのスタッフ、キャストのアイディアと努力の結晶だと思っています。
ドラマはいよいよ後半戦に突入します!
真面目な刑務官だったこずえ(篠原涼子)はついに悪女への一歩を踏み出していきます。
こずえと殺人犯・怜治(ジェシー)は果たしてどんな関係になっていくのか?
刑事・佐伯(藤木直人)はどう動くのか?
まだまだ今からでも追いつけます!
目が離せない展開が続きますので、どうぞ最後まで楽しみにご覧ください!!

日本テレビ系 毎週日曜よる10:30~
放送終了後、TVerで見逃し配信中!Huluでは全話配信中!
演出:中茎強 茂山佳則
プロデューサー:鈴木亜希乃 福井芽衣
アシスタントプロデューサー:本間塁輝