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2021.12.01

屋久島でSDGsビジネスの小さな一歩を!

藤田信太郎

藤田信太郎
企画戦略センター 新規事業開発部

    SDGsゲーム大会を開催!

    2021年11月2日-3日、世界自然遺産に登録されている屋久島のある鹿児島県熊毛郡屋久島町にて、教育委員会と屋久島環境文化研修センターの協力により、島の子供から大人までが参加する『SDGsゲーム大会』を開催しました。

    AX-ONがSDGsを羅針盤として地域創生に取り組む第一歩と捉えており、その経緯をご紹介していきます。

    子ども&ファミリー向けのSDGsボードゲーム大会後の様子

    <子ども&ファミリー向けのSDGsボードゲーム大会後の様子>

    きっかけは、オンラインセミナーでの出会いから

    きっかけは、2019年秋に開催された1500人を超えるオンラインセミナーの交流会で、屋久島の地域創生に尽力する丸山悟さん(37)と出会ったこと。

    聞けば、1993年に世界自然遺産に登録されて3、4年は盛り上がった島の観光も、それ以降は観光収益が毎年右肩下がりで、さらにコロナ禍での窮状を訴えていたのです。
    すぐに屋久島を訪問し、町長や自然保護団体、環境スタートアップから熱意ある話を伺う一方で、右肩下がりの要因は複雑に絡み合っていると感じました。

    中でも一番大きな課題として、「100年後に屋久島は、自分たちは、こうありたい!」というヴィジョンやその実現に向けての取り組み、島内外へ発信していくことが “島一体” となって取り組めていない・・・ということだと自分なりに分析し、最優先で解決すべきこととして自分ごと化しました。

    やはり自身のルーツであるスーパーテレビ情報最前線で、地方や自然を舞台にドキュメンタリーを制作していた経験が自分ごと化できた動機でした。

    自分の動機と社会のニーズを結びつける

    最近では地方のポテンシャルが見直されて『二拠点居住』や『ワーケーション』、『地方で新規事業創出』などの気運も高まっていますが、現実は地方には予算も少なく、人口減少にも歯止めがかからず、まだ地域経済が潤っているという状態には至っていません。

    地域の経済と社会と環境のバランスが絶妙に絡み合い、そこに暮らす人々や関わる方々が豊かであると感じられるにはかなり時間がかかります。

    そこで環境省が提唱している『地域循環共生圏構築の手引き』を参考にして、自然資源を使って地方創生に取り組むことを小さくスタートさせました。それが今回のSDGsゲーム大会です。

    ★環境省HP ☞ http://chiikijunkan.env.go.jp/manabu/

    先々事業をスケールさせるには多くの島民を巻き込むことが必須であり共感を得るための指針を作成

    <先々事業をスケールさせるには多くの島民を巻き込むことが必須であり、共感を得るための指針を作成>

    SDGsゲームってなんだ?

    楽しみながらSDGsの本質を理解できるボードゲーム「Get The Point」がSDGs界隈では盛り上がっていて、小学生から大人まで幅広い層に「なるほど!」と刺さる秀逸なゲームです。

    自分もこの体験がきっかけで、SDGsを意識するようになりました。(AX-ONでの体験会を検討しているので、詳しくはその時に!!)。

    ゲームの開発者は、うんこドリルを世に送り出した教育者でありゲームクリエイターである門川さん。
    彼と組んで、Get The Point や SDGsビレッジライフ (17番目のパートナーシップを醸成するゲーム)のイベントを開催し、その後、参加してくれた島民を巻き込んで屋久島版を制作しよう!と計画しました。

    20年後30年後の屋久島の未来を創っていくのは今のユース世代。彼らの巻き込みを特に意識してプロジェクトの最初となるイベントや座組みを設計しました。

    • 2021年11月2日 ☞ 屋久島高校の学生と教員、約100名に実施
    • 2021年11月3日 ☞ 午前:社会人50名に実施/午後:ユース&家族60名に実施
    • 2021年11月4日 ☞ 町議員や教育委員会に体験してもらい今後の導入プランを検討
    • 学校や役場で配布するチラシを作成①
      学校や役場で配布するチラシを作成②

    <学校や役場で配布するチラシを作成>

    SDGsを利用して事業創出の気運を作る

    老若男女延べ200名以上が参加してくれて大盛況だったイベント。

    多くの人がSDGsをどのように捉えれば良いか?にピンとこないものですが、「今回、参加する前と後で島民の意識がものすごく変わった」と教育委員会の方が仰っていたのが印象的でした。

    ただしイベントは、AX-ONが屋久島でどのように貢献していくか?の、ほんの一歩を踏み出したに過ぎません。

    • SDGsゲームを通して人から人へ着実に拡がる基盤を作っていく。アナログマーケティングの一環①
      SDGsゲームを通して人から人へ着実に拡がる基盤を作っていく。アナログマーケティングの一環②

    • SDGsゲームを通して人から人へ着実に拡がる基盤を作っていく。アナログマーケティングの一環③
      SDGsゲームを通して人から人へ着実に拡がる基盤を作っていく。アナログマーケティングの一環➃

    <SDGsゲームを通して人から人へ着実に拡がる基盤を作っていく。アナログマーケティングの一環>

    地方の課題をAX-ONの事業に繋げたい

    今後、この一歩を新規事業に繋げていくために、つまり持続可能な収益を生み出していくためにどんなプロセスを描いているのか?
    正直、答えはないですし、様々なステークホルダーと相談中な部分もありますが、今、検討していることを列挙します。

    島内広域的にゲーム大会を開催し、応援団(=同志)を集める。

    ☞ 島で事業創出に熱量があり、相応しいスキルを持つイノベーター層を抽出。
    ☞ イベント開催費用は屋久島町教育委員会から捻出。

    応援団と一緒に屋久島版SDGsゲームを開発する。

    ☞ サンカラ屋久島様から最低限の開発資金200万円を協賛してもらい初動。
    ☞ 地場企業や団体へ追加協賛の営業を行い、島全体を巻き込む。
    ☞ 企業名や事業内容をゲームのカードや事後学習シートに掲載することで協賛メリットを見出し、AX-ONも営業収益化する。

    2022年2月開催「第12回 世界遺産学習 全国サミットin屋久島」で新ゲーム発表!

    ☞ 全国から組長や教育関係者が集うので、全国自治体に向けて営業活動の場として活用。

    屋久島でのSDGs修学旅行事業の創出。

    ☞ 近畿ツーリズムや日本旅行、ANAなど運輸・旅行代理店を最初から巻き込み、受け入れ先の屋久島環境文化研修センターと組んでメニュー化する。

    屋久島での事例をトリガーにして、鹿児島県内→全国へ水平展開していく。

    ☞ 自治体・教育委員会・大手企業・地場中小企業・地域イノベーターを包括する新しいSDGs事業体(=地域プラットフォーム)にAX-ONが参画していくことで、中長期的な地域でのインキュベーションに取り組んでいきます。

    • 今年3月頃のプラン。計画は日々変化していきます①
      今年3月頃のプラン。計画は日々変化していきます②

    <今年3月頃のプラン。計画は日々変化していきます>

    屋久杉になるまで1000年。
    屋久島でのSDGsビジネスはまだ種まき&発芽した段階

    コロナ禍により今年3月の予定が、延び延びとなり、ようやく11月にイベントを実施できてSDGs推進事業(プロジェクト)の一歩を踏み出せました。

    ここまで取り組んできた中で気づいたことは、打ち合わせや事業計画、営業推進、巻き込み活動、プロジェクト進行、イベントプロデュースなどの多様な局面において、AX-ONクリエイターの長所が活かせる場面が多々あるなと確信したこと。

    例えば、ワクワクするアイデアでインパクトを与えることが得意なディレクター、ストーリーで共感を生み出すプロデューサー、プロジェクトの全体を見回して誰一人取り残さず引っ張れる管理職リーダー・・・AX-ON社員は、番組作りの経験やAX-ONマインドを通じて、地域作りにも貢献できると思っています。
    それはローカルSDGsプロデューサーという新たな肩書きに繋がるかもしれません。