新米パパの仕事と育児の両立

入社5年目となり、インフォマーシャルやCMのディレクターとして自分の裁量で仕事ができるようになったタイミングで、妻から妊娠の報告、そして里帰りせず千葉の自宅で一緒に育児したいという希望を伝えられました。嬉しさの反面、仕事柄、夜遅くに帰ることもあり、果たして妻と2人で育児していけるのだろうか、という不安もありました。
心配性な私は、初めての出産、初めての育児でどうしても妻1人にはさせられず、1ヶ月間の休みを取ることを決めました。
すぐにプロデューサーに相談、シフトの調整をお願いし、案件によってはクライアントを巻き込んでスケジュールの調整も行なうことで、無事休みを取ることができました。
先輩方に話を聞いても男性で育児のために休みを取った例は少なく、内心この忙しい時期に休みを取ることができるのだろうかという不安もありました。しかし、上長や部の皆様は快く承諾、すぐに調整してくださったので本当に有り難かったです。
休みにはいってからは、 家事を率先して行いました。
ですが、家事が苦手な私にとって、朝昼晩の料理に洗濯、掃除など大苦戦の日々でした。包丁をしっかり握ったのは高校の調理実習以来だったと思います。毎日の家事でクタクタになり、夜は赤ちゃんの夜泣きで起きて睡眠不足に。。。仕事している方が楽なんじゃないかと本気で思っていました。
家事に追われながらも、日々の子供の成長を楽しみながら、あっという間に1ヶ月が過ぎたように感じます。出産から約1ヶ月間、毎日成長していく子供の姿を側で見ることができたので休みをとって本当によかったなと思いました。
仕事に復帰してからは、休暇中に育児のペースを掴めたこともあり、育児と仕事を両立しながら働けています。
1か月の「育休」でも、たとえば1人で子供をお風呂に入れて寝かしつけるというのはかなり大変だということを知ることができたので、子供をお風呂に入れる20:00までには家に帰れるようにしたり、仕事が多い場合は極力在宅で作業をするようにしたりして、少しでも妻の負担を減らすよう努めています。
そのほか、出社前の洗濯や夕食後の皿洗いなどの細かな家事をしたり、妻に用事がある時は、周囲に相談して打合せの時間を調整することで自分が子供の面倒をみたり・・・
里帰りせず、ここまで妻と2人で育児ができるのも、周囲のサポートのおかげだと思っています。
まだまだ男性が育児で休みを取るというのは、言いづらい部分もあるかもしれませんが、今後後輩達が男性でも育児のために休みを取ると言いやすい環境づくりをしていければ、と思います。

