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2021.04.02

絵本で綴る3.11

椿 有貴

椿 有貴
番組制作部

    • 絵本で綴る3.11 絵本作家 あいはらひろゆき先生

      絵本で綴る3.11
      完成した絵本

      絵本作家あいはらひろゆき先生と出会ったのは、去年の8月でした。累計220万部発行のヒットシリーズ「くまのがっこう」などで知られる、人気絵本作家です。
      仙台出身のあいはら先生は、震災直後、仙台の保育所を数か所慰問し、子供たちを勇気づけてきました。そのうちの一つ、中野栄あしぐろ保育所とはより深い交流が生まれました。中野栄あしぐろ保育所は、0歳~5歳児150人もの園児が通う保育所。海から1.5キロ離れ、津波も襲いましたが、先生たちは無事に150人もの園児を守ったのです。
      「その保育所の3.11を描こうと思うのだが、どうだろう」と、先生から相談を受けました。
      「震災を風化させないために」という、先生の思いに、私は共感し、このテーマに取り組むことに決めました。

      12月、青山のアトリエで絵本の構成やレイアウトの打合せから取材させて頂きました。
      コロナ禍で仙台に取材に行くこともままならず、リモートで保育所の先生方から話を聞き、文章にしたためました。
      そして、構想から3年、ついに絵本が完成。タイトルは、「笑顔が守った命―」

    • 絵本で綴る3.11
      贈呈式の際の集合写真(中野栄あしぐろ保育所にて・元園児と元先生方)

      絵本で綴る3.11 読み聞かせ会に集まってくれた当時の園児たち(現在高校生)

      2月27日、中野栄あしぐろ保育所で読み聞かせ会が行われました。緊急事態宣言中のため、私たちは取材に行けず、ミヤギテレビサービスに全面協力してもらい、その模様を撮影しました。取材した内容は3月9日、news.everyの4時台特集のコーナーで放送されました。
      当時5歳だった園児も、今は高校1年生。保育士の呼びかけに9人の高校生とご両親が集まってくれました。「先生方が守ってくれたように、私も将来保育士になりたい」という夢を語る高校生。その姿に心打たれました。

      一体、どんな映像が撮れているのか?正直、素材が届くまでドキドキしていました。でも、ミヤギテレビサービスのディレクターやカメラマンがイメージ通りに撮影してくれ、編集も順調に進みました。
      私は、報道番組に慣れていないので、藤巻P、竹田Dに助けてもらいながら、なんとか番組としてまとめられました。何より、あいはら先生、中野栄あしぐろ保育所の方々に喜んでもらえたことが嬉しかったです。

    • 絵本で綴る3.11
      贈呈用の絵本にサインを入れるあいはら先生

      絵本で綴る3.11
      絵本贈呈式

      震災から10年。あいはら先生の思い、「震災を風化させない」ということを肝に銘じて、これからも番組制作に携わっていきたいと思います。

      スタッフ
      PD:椿 有貴(映像事業センター番組制作部)
      P:藤巻 浩樹(スポーツセンタースポーツ2部)
      D:竹田 阿弥乃(コラボレーション)

      タイトル画像:読み聞かせ会で、挨拶されるあいはら先生(ミヤギテレビサービスに全面協力してもらい、撮影していただきました!)