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2020.04.28

ラグビーワールドカップ2019日本大会 激闘と舞台裏の記録

竹野木綿

竹野木綿
映像事業センター 映像制作部

    『ラグビーワールドカップ2019日本大会』

    イングランドやニュージーランドなど、いわゆる“ラグビーが盛んな国”の枠を出て初めてアジアで開催されたこの大会。

    「本当に日本で盛り上がるの?」
    「ラグビーとかよく知らないんだけど」

    そんな開幕前の不安の声も、いざ始まれば日本中が熱狂し、『チケット販売枚数184万枚・販売率99.3%』 『決勝戦入場者数70,103人』 『瞬間最高視聴率53.7%』など多くの数字をたたき出し、さらに流行語大賞に【ONE TEAM(ワンチーム)】が選ばれるなど、まさに社会現象となりました。

    そんな歴史的なスポーツイベントとなったこの大会で、私たち映像制作部がラグビーワールドカップ組織委員会から受けた使命。
    それは試合中継でも選手の取材でもなく、“この大会に関わる選手以外の人々の記録を撮りまくる”こと。

    選手やファンを支える大会運営スタッフの物語。
    彼らの“4年に一度じゃなく、一生に一度”を未来に残す。そんなプロジェクトでした。

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    北は札幌から南は九州熊本まで全12会場、日本全国を股にかけ目が回るほどに飛び回り、スタジアムでは早朝のスタッフ入りから試合後に開かれる夜中のミーティングまで、足がもつれるのを感じながら一心不乱に駆け回り、こうしてみんなで撮りためた映像は800時間超。まさしく文字通り”撮りまくり”ました。



    • 写真①
      写真②

    • 写真③
      写真④

    • 写真⑤
      写真⑥

    この大会に関わる選手以外の人々の記録を撮りまくりました!


    結果として大きな成功を収めた日本大会、しかしその裏では様々なドラマありました。
    開幕戦ではスタジアム内のケータリングについてSNSが炎上し対応に追われ、そして代表の快進撃によって日本中が熱狂に包まれる中、列島を台風が襲いました。

    1分1秒刻々と変化し、まるでラグビーボールのようにどう転がるかわからない状況のなか、大会の成功のためにその壁に立ち向かう人々の行動や言葉には、「今この瞬間が歴史になっているんだ」と確信させられるパワーがありました。
    それは、実際に自分が運営に携わったわけでもなく、何をしたというわけではないのに大げさかもしれませんが、本当に毎日目に見えない何かと戦っているような感覚にさせられるものでした。

    そう、みんな命をかけて戦っていました。

    選手が勝利の為に命をかけて戦うのと同じように、開催都市を決めるにあたって何年もかけて全国の自治体と調整し、最高のホスピタリティでゲストを迎えられるようボランティアさんのトレーニングに汗を流し、「ビールは絶対に切らしてはいけない」というミッションのもと、ケータリングの調整に四苦八苦し、震災復興の祈りを込めてつくられたスタジアムで開催されることの意味を伝え、セレモニーが無事進行できるよう神経をすり減らし、不正チケットが無いか、それにより入れない人がいないか各所連携をとり、今どんなことが起きているかを瞬時にSNSで発信し、セキュリティー対策を万全にし、選手が心置きなくここ一番の力を発揮出来る場を用意することに全力を尽す。そして、何はともかく安全に、事故無いよう開催され、みんなが笑顔で帰ってくれることにスタッフの皆さんは命をかけていました。

    • その想いを、委員会スタッフ用の1本の映像と、後に公開用の1本とにまとめました。
      映像の公開日は未定ですが、機会があればご覧ください。
      この映像でしか見られない委員会の会議風景や、ファンの声、様々な会場の舞台裏なども映しています。

      1つのことにどれだけの人が関わってきたのか。
      まさに、ONE FOR ALL ALL FOR ONEの世界。
      映像で残すことの大切さを改めて実感した仕事となりました。

      ※決勝戦の後、スタッフの打ち上げ時に私たちも撮影させてもらいました。 左から 岩本カメラマン、西堀D、竹野、浅尾D、佐藤カメラマン その他、田中雄規Dを筆頭に、色んな方が助けてくれました! ※決勝戦の後、スタッフの打ち上げ時に私たちも撮影させてもらいました。
      左から 岩本カメラマン、西堀D、竹野、浅尾D、佐藤カメラマン
      その他、田中雄規Dを筆頭に、色んな方が助けてくれました!