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2017.06.16

「ブランケット・キャッツ」の撮影現場で流れた空気は

大谷 太郎

大谷 太郎
制作センター制作1部

    • 「ブランケット・キャッツ」撮影現場にて
      撮影スタッフ写真。中央が筆者

      「猫は、僕の忍耐力を試してるに違いない…」

      7匹の猫との撮影。
      よくわかったことは、猫はテイクワンを逃すと、その先いついい表情をしてくれるのかは猫のみぞ知る、ということでした。それでいて憎めないのは、僕らの予想をはるかに上回るいい演技を猫たちがふとした瞬間にしてくれるからです。
      「今のよかったです!猫が」と人間たちの演技はさておき、まず猫をほめてしまうことになったりします。しかも普段は強面のスタッフが
      「いい子でちゅねタマちゃんは」
      と満面の笑顔で猫と話しています。猫たちが撮影現場にいることで、流れる空気がいつの間にか穏やかなものになっていました。

    • NHK総合・6/23~毎週金曜よる10時
      「ブランケット・キャッツ」 「ブランケット・キャッツ」ポスタービジュアル

      そんな猫たちを巡る「ブランケット・キャッツ」というドラマは重松清さんが10年ほど前に書いた同名の短編小説が原作になります。
      里親を探している7匹の猫。人生のちょっとした問題を抱えた人たちが「猫を飼いたい」とやってきます。猫は、お試し期間として3日間、毛布と共に預けられ、猫がやって来たことでその人の人生がほんの少しだけ動きだす「希望の物語」になっています。

      主演は西島秀俊さん。亡き妻が残した7匹の猫を飼う家具修理職人・椎名秀亮を、無骨な性格の中にもおかしみをにじませ熱演しています。そして秀亮の幼馴染で動物病院の獣医師・藤村美咲を可愛げのある純情な大人の女性として演じる吉瀬美智子さん。獣看護師の楓を元気でチャーミングな女の子として演じる島崎遥香さん。定食屋の人情厚い女将さんを美保純さん、その娘を唐田えりかさんが演じています。
      さらに脚本は「猫なしの人生は考えられない」と宣言する江頭美智留さん。
      主題歌は、猫が大好きな矢野顕子さんが猫のドラマと聞き即答で書き下ろしくれました。

      そして、この「ブランケット・キャッツ」の特徴として、登場人物に悪人が一人もいないということです。相手のことを思っているのに、その人と問題を抱えることになってしまった普通の人たち。誰の人生にも起こりうる感情のほつれと心の孤独を描き、猫がそこにいてくれたことで、その先の人生に小さな光が灯されていく1話完結の物語です。

    • NHK総合毎週金曜よる10時の「ドラマ10」
      6月23日(金)から
      全7話が放送開始。

      猫好きの方もそうでない方も、お時間がありましたら是非観てください。
      撮影現場で流れた穏やかな空気があなたのそばにも流れます!