喜びとその可能性
花上 友紀
Hanagami
Job 字幕・解説放送制作
字幕放送制作担当
Interview

私の学んできたことがテレビと結びついた時
私がテレビの仕事をしたいと思い始めたのは大学時代でした。子どもが好きだったので、その時は保育士を目指して児童学科に所属していました。保育士になるには実習で障がい児施設に行かなくてはならないのですが、朝、施設で障がい児の方に新聞の読み聞かせなどをしていた時、ちょっと読んであげただけでとても喜んでもらえて人の役に立つならと、福祉関連のお仕事もやりたいと思うようになりました。そしてアックスオンの採用フォーラムに参加し、メディア事業のブースにふらっと立ち寄った時に「字幕放送業務」という仕事を知りました。ここなら私が学んできたことも、テレビの仕事もどちらもやれるのではないかと思ったんです。
自分で新聞が読めない方がいたり、耳の聞こえない方がいたり、私達が普段娯楽として楽しんでいるテレビの楽しさがわからない方がいる。私は字幕で聴覚障がいの方たちに「字幕」という形で、テレビの楽しさを伝えるお手伝いができたらいいなと思いました。

字幕のお仕事の喜びとその可能性
字幕の制作の中には「日テレ関連」「ニュース担当」「トラフィック(進行業務)」「BS・CS担当」と、4つのセクションがあります。私は日テレ関連からBS・CS関連のに業務変更になり、BS・CS関連の制作のリーダーになりました。
日テレ関連担当時代は、主に制作の全般(入力から最終試写まで)をやっていました。その後、トラフィック(進行業務)を経て現在のBS・CS担当に。BS・CS担当では外部委託のお仕事なので、各社によって字幕付与のルールが違うので、使い分けが難しいです。
私はただ字幕をつけるだけではなくて文脈に気を使って見やすさを重視していて、常に考えながら仕事をしています。この仕事をはじめて最初の頃は、自分が作ったものが視聴者の方に見てもらえていることが嬉しいと思っていました。身近な祖母の耳が聞こえづらくなってきていて、字幕を利用してくれていることも嬉しく感じていました。しかし最近ではそれだけではなくて、もっといいものを作らなくてはという使命感を強く持っています。私たちは文字のプロとして、プライドを持って仕事をしています。
字幕は障がい者のものだけではありません。健常者に普及しつつ有るという点で、ワンセグを利用される時に音の出せないところでも、映像を字幕により気軽に楽しんでもらえるようになりました。これも凄く大きなことだと思っています。

私が目指す10年後
今後の夢としては、字幕の4セクションから見ると、日テレ担当分はできるようになりましたがまだ手がけたことがないニュース、BS・CSもまだ始めたばかり。まだセクションごとのプロはいるんですけど、全てをできるようになった人はいないので、一つずつ固めていって、ゆくゆくは全てこなせるようになりたいです。
あとは、言葉のイントネーションを字幕で表現できるようにしたい。それが私の今後の課題です。
Schedule
- ON 一日のスケジュール(平日)
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出社、メールチェック仕事の始まりとして、メールチェックを行います。
その日のスケジュールも確認します。 -
制作字幕制作を行います。音を聞きながら、ひたすら入力作業を進めます。
集中して進めていると、お昼まであっという間です。 -
休憩字幕制作作業が落ち着いたら休憩に入ります。
新橋近辺には、いろんなお店があるので迷います。
食堂も広くて快適です。 -
会議各セクションで毎週会議を行っています。その都度、話し合うことで
情報の共有や問題解決は、すぐに行えるようになっています。 -
制作入力のほかにも、PV(最終試写)なども行います。
翌日の作業の割り振りなども業務の間に行います。 -
退社お疲れさまでした♪ 一日が終わりました。
余力があれば、友人や仕事仲間と飲みに行きます!
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- OFF 一日のスケジュール(休日)
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起床休みの日はたっぷり眠ります。笑
遅く起きて、活動開始です。 -
映画平日だとレディースデーもあってお得です。
マイタンブラー持って、準備もバッチリです。 -
ランチ遅めのランチでお気に入りのカフェへ。 -
趣味映画館など、近場の移動はバイクを使います。
中型免許を取得したので、もっと大きなバイクに乗りたいです。 -
夕食時間があれば、ごはんも作ります。(ごく稀です)
3分クッキングのテキストにあったパスタをアレンジ中です。 -
メールチェック&就寝休みのうちに何があったか、メールに目を通します。
翌日に備えて、早めに寝るように心掛けてます。
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