矢嶋 哲也
歴史的瞬間に
立ち会える
2004年入社

矢嶋 哲也

Tetsuya
Yajima

Job スポーツ

野球中継ディレクター(日テレ)
箱根駅伝中継ディレクター(日テレ)
第3回WBC日本代表オフィシャルカメラマン

Interview

真摯な姿勢で取材対象者に向き合う

学生時代ずっと野球だけをやってきました。自分の得意分野を活かせる仕事に就きたかったので、アックスオンに入社しました。入社後は、スポーツニュースのADや球団担当記者を経て、現在は野球中継のディレクターを務めています。他には箱根駅伝、ソフトボール、サッカー、フェンシングの中継などを担当しています。中継の仕事は特殊技能だと思っていて、日テレはゴルフと箱根などのロードレース以外はディレクターが自分でスイッチングするんです。それは、制作側の意図をダイレクトに反映し、臨場感を伝えるためだと思います。

仕事をするにあたって大事にしていることは、VTRを作るにしても中継をするにしても見ている人、取材対象者が不快にならない映像を作ることです。真摯な姿勢で向き合い、嘘はつかない。僕が行くから、じゃあ取材を受けますと言ってもらえたり、人に話さないことを僕には話してくれたり、そういうこともありました。そういった信頼関係を築くことがまず第一です。

歴史的瞬間に立ち会える

自分のやってきた仕事の中で印象に残っている仕事は、2013年にWBCのチーム付きの専属のカメラマンをやらせてもらったことです。チームに帯同して宿舎も移動も一緒に過ごし、宿舎の様子とかミーティングの様子とかを撮っていました。野球の日本代表のチーム付きでやったテレビ関係者の日本人は僕だけだと思います。監督や選手を間近にし、ロッカールームにまで入り、闘いの一部始終を見させてもらえたこの体験は、普通ではまず味わえないこと。気分はまさにWBC日本代表の一員でした。

スポーツの仕事の醍醐味はやっぱり歴史的瞬間に立ち会えること。2015年だったら例えばラグビーですよね?女子ソフトボールの日本代表が2008年の北京五輪で金メダルを獲得したシーンは多分いまだに皆さん覚えていると思います。そういった歴史的瞬間に生で立ち会える可能性が一番高いお仕事だと思います。

数多くのエンターテイメントと触れる

学生の皆さんは、なるべく多くの映画などの映像、小説などの活字を観たり読んだりすることが必要だと思います。そうすることによって想像力が豊かになると思います。あとは勉強をしておくことだと思います。スポーツ志望だから映画は関係ない、そんなことは絶対にありません。この仕事は、一般常識がないと絶対できない仕事です。対人間の仕事なので、挨拶とか礼儀作法とかそういった当たり前のことを身につけたほうがいいと思います。やる気とアイデアさえあれば何でもやらせてもらえる会社、それがアックスオンだと思います。

Schedule

ON 一日のスケジュール(平日)
  • 出社
    野球中継の構成やスーパーなど、
    ディレクターとして必要な情報の最終整理。
    どんな放送にしたいのか、知恵を絞り出しています。
  • 東京ドームへ
    試合前の取材、実況担当のアナウンサーとの最終打ち合わせ。
    コメンタリーと意思統一をする非常に重要な時間です。
  • 技術打合せ
    試合の見所、ディレクターが考える演出案を技術スタッフと共有。
    プロフェッショナルが揃っているので一番緊張する瞬間かも…。
  • 制作打合せ
    どんな解説をしてもらいたいか、
    どんな映像を撮ろうと思っているか…。
    解説の皆様、そして各部門のディレクターたちに私の考えを伝える重要な打合せです。
  • 野球中継本番スタート
    地上波では23台のカメラを駆使!
    取材した事、自分が撮りたい映像・音声などを各部門のプロたちに伝え、チームワークで最高の中継を目指します。
  • 反省と次回への準備
    ここが一番重要!
    その試合で出来なかった事などを自分なりに反省。
    先輩たちからもアドバイスを頂戴し、次回の中継につなげます。
OFF 一日のスケジュール(休日)
  • 起床
    仕事よりも早起き…。
    しかも、バッチリ目覚めます。
  • ゴルフ
    朝から緑に囲まれてリフレッシュ!
    下手の横好きですが…。
  • 展覧会
    いろいろな文化や芸術に触れて
    刺激を受けています!
  • 散歩
    おいしそうな物があると
    つい手が伸びてしまいます…。
  • ディナー
    美味しいご飯と美味しいお酒!
    たくさん食べて、たくさん飲んでます!
  • 二軒目
    飲み過ぎ注意ですよね…。