
第18回ヤング映像クリエーターを励ます賞表彰式 ~経済産業大臣賞・優秀賞受賞~

去る平成29年1月24日(火)、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京にて、「第18回ヤング映像クリエーターを励ます賞」の表彰式が開催されました。
今年で18回目を迎える「ヤング映像クリエーターを励ます賞」(日本映像事業協会主催)は、“未来の放送業界を作り上げていく、才能豊かで将来性のある新人を育てていきたい”という意味が込められ、年に一度30歳以下のクリエーターの中から将来有望な若いクリエーターに賞が贈られます。
そしてエントリー作品の中から選ばれた、【優秀賞】【努力賞】、その中で最も優秀な作品を作られたクリエーターに贈られる【経済産業大臣賞】という大変名誉ある賞の表彰式が行われます。
特に今年は、制作センター制作1部の鈴木亜希乃がオリジナル企画として立ち上げ、プロデューサーとして制作を牽引された日本テレビドラマ「そして、誰もいなくなった」にて、史上初2度目の経済産業大臣賞を受賞するという快挙を成し遂げました!!
また、スポーツセンタースポーツ2部遠藤寿寛が、企画立ち上げ、演出などを務められた「ここスゴッ!新体験 ~パラ日本代表!ホントに驚いたランキング~」にて優秀賞に選ばれ、表彰状、トロフィー、記念品が授与されました。
そして、ヤング映像クリエーターを励ます賞の表彰式に合わせて、勤続10年以上の社員で、テレビ番組制作の最前線に立ち、裏方として尽力された方に贈られる【特別功労会長賞】の表彰式も行われ、AX-ONからは、長年にわたり芸能デスクの業務に携わり、現在は「ZIP!」の芸能デスクとして番組を支えている宮澤清夫が特別功労会長賞を受賞しました。
そんな名誉な賞を受賞した3名からのコメントを紹介します。
「そして、誰もいなくなった」は、とても大きな挑戦でした。
地上波の連続ドラマで原作のない、完全オリジナルドラマをやる―――それは今のテレビドラマ業界では本当に難しいことです。
しかし私にとってそれは、入社前からの“夢”でした。ゼロから、ドラマでしか見られない、ドラマのためだけの作品を作りたい…その理由はきっと、かつて自分が熱中してきたテレビドラマがほとんどオリジナル作品だったこともありますし、そこへの憧れ、そこに勝ちたいという思いもあったからだと思います。その夢がまさに実現し、これ以上ない喜びをこの作品からいただきました。
しかしこの作品が誕生できたのは、私の力ではありません。この作品を作り上げ、世に送り出すということは、多くの人から力をもらい、その方たちが惜しみない努力をしてくださったからこそできたことです。私は本当に人に恵まれていました。一人では出来ないことも、多くの人の力を借りられれば、これだけ大きなことが出来るんだと、身に沁みて感じました。
それと同時に、こんなどうしようもない欠落した人間でも賞をいただけるなんて、エンターテイメントというものの懐の深さをとても感じました。拾われた、生かされた、という思いです。
上手くいかないことや、悩めることも多いですが、ひとつひとつの経験を自分の血肉として、今後も頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
この度、去年10月に放送した「ここスゴッ!新体験~パラ日本代表!ホントに驚いたランキング~」が、ヤング映像クリエーターを励ます賞の「優秀賞」をいただき、大変うれしく思います。
初めて企画・演出という形で番組制作に携わらせていただき、やりたいことができる“楽しさ”と“難しさ”、両方を経験することができました。
しかし私にとってそれは、入社前からの“夢”でした。ゼロから、ドラマでしか見られない、ドラマのためだけの作品を作りたい…その理由はきっと、かつて自分が熱中してきたテレビドラマがほとんどオリジナル作品だったこともありますし、そこへの憧れ、そこに勝ちたいという思いもあったからだと思います。その夢がまさに実現し、これ以上ない喜びをこの作品からいただきました。
今回1番悩んだのが「障害を持つ選手たちを前に、どれだけ笑っていいのかー」
楽しい番組にしたいが、選手たちが嫌な思いをしてしまっては本末転倒…。その悩みを吹き飛ばしてくれたのが、リオパラリンピック銀メダリストの山本篤選手でした。芸人のFUJIWARAさんのボケに対し、さらにボケで返す山本選手。自らの障害さえも笑いのネタにするほどでした。
「障害を持つ選手たちに対する“壁”を作っていたのは、作り手側の自分たちだったんだ」と気づかされた瞬間でした。
他でもない、パラアスリートの皆さんのおかげで、そのスゴさと共に、選手の魅力を伝えられるような番組ができたのだと思います。
ご尽力くださったパラアスリートの皆様、出演者の皆様、スタッフの皆様に改めて感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
いただいた賞を励みに、自らの“壁”に挑戦し続けるパラアスリートの皆さんに負けないよう、これからもどんどん新しいことに挑戦していきたいと思います。
日本映像事業者協会 特別功労会長賞の受賞の栄誉、大変ありがたく思います。
振り返れば、大学卒業後、「カックラキン大放送!!」というバラエティ歌番組からテレビ番組制作が始まりました。その後、縁がありワイドショー・情報番組の芸能担当をいくつか経験させていただき現在に至ります。
その中で思い出深いものとしては、「カックラキン大放送!!」での近藤真彦さんとご一緒できたこと。今でもジャニーズ事務所との関係は、この業界で生かされています。
次は森光子さんとの繫がり。舞台人であるとともに人情・義理をとても大切にされる名司会者との繋がりは、この世界だから築けた大切な繫がりとなりました。
もう一つ忘れられないことは、いい先輩に恵まれたこと。この仕事を続けられてきたのは諸先輩のおかげです。
このようなものを背景として歩んできたからこそ、現在の自分があり、新しい情報番組を立ち上げる際などに、現場で必要とされる人間・頼られる人間になりました。
自分自身まだまだ、未熟な部分もありますが、日々精進してこの賞に恥じない生き方をしていきたいと思います。