
第34回 ATP賞テレビグランプリ受賞式
~AX-ONから3作品が受賞!!!~

去る平成30年7月13日(金)、東京・六本木ヒルズハリウッドホールにて、「第34回 ATP賞テレビグランプリ」の受賞式が開催されました。
ATP賞
「ATP賞」は、製作会社の社会的機能を高め、制作スタッフ一人ひとりの情熱や気概に応えるために、創り手である製作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、日本で唯一の賞として1984年に創設され、今年で34年目を迎えました。
今年もドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報・バラエティ部門の3つのジャンルで作品を募集し、100本を超える応募作品の中から、グランプリ、最優秀賞、優秀賞などが選ばれ、受賞式が行われました。
AX-ONからエントリーした作品の中からは、2017年度の優れたドラマ作品としてNHK「全力失踪」がドラマ部門優秀作品賞を受賞しました!
受賞式では企画演出の大田貴史、プロデューサーの坂下哲也、監督の長沼誠、岩本仁志、NHK菅原さんらが出席し、表彰状とブロンズ像が授与されました。
また、2017年度、最も優れた作品を制作した30歳以下の新人に送られる優秀新人賞には、日本テレビサンバリュ「怪盗シティ」をオリジナル企画として立ち上げ、プロデューサーを務めた制作センター制作2部野中翔太が選ばれました。
受賞式では本人が登壇。表彰状とブロンズ像を受け取り、番組スタッフへの感謝の思いを語りました。

優秀新人賞受賞の様子

コメントを述べた野中翔太
そして奨励新人賞に、日本テレビ「最年少×最年長」で自身初となる企画演出を担当したニュース・ライブセンターライブ部三浦広大が選ばれ、表彰状が授与されました。

新人賞集合写真
(前列左2番目:野中翔太 3番目:三浦広大)

集合写真
ここで、受賞した3名からのコメントをご紹介致します。
~「全力失踪」企画演出/大田貴史コメント~
「すべてほっぽってこのまま消えてしまいたい...」
誰でも一度は考えた事があるはずです。実際に国内で、毎年8万人強に及ぶ人間が失踪しています。
実は日本には7年間、生死が不明だと失踪宣告が下されるという法律があります。その間、逃げ切る事が出来れば、新しい人生を手に入れられる可能性があるのです!
しかし"逃げる"...その行為によって、人は生まれ変われるのか?果たして他人の思い、人との触れ合い、温もりを通じて人は再生出来るのか?それを原田泰造さんが見事に演じ、世間に問いかけてくれました。
一風変わったテーマへの挑戦でしたが、この様な賞を頂けて、本当に作る事が出来て良かった作品となりました。キャスト、スタッフ、見てくれた方...全ての方に感謝です。
~「怪盗シティ」企画・プロデューサー/野中翔太コメント~
この度は、このような賞を頂戴でき、大変光栄に思います。
私は子どもの頃に電波少年の「アポなしサンタ」を観て、「いつウチにも来てくれるんだろう」と、ワクワクしていた記憶がずっと残っており、制作側となって、あの頃感じたものを自分も届けたいと思うようになりました。
形は異なりますが、街で一般の方と芸能人が一体となる番組を制作することができ、目標の一つは叶えることができました。
この経験や想いが単発で終わることのないよう、今後も努めて参りたいと思います。
そして今回、本当に皆様の協力があっての番組となりました。ご参加頂いた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に有難うございました。
~「最年少×最年長」企画・演出/三浦広大コメント~
この度は、大変栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。
「業界の最年少と最年長を会わせて、その場面での化学反応を見る。」
コンセプトにすると一行で簡潔にまとまっているように感じる内容ですが、それをどう実現させるか?画撮りは?費用は?と一から番組を作るのが初めての経験だったので、色んなことに行き詰まった4ヶ月でした。
企画自体は自分で提案したものですが、諸先輩方に力を借りてやっと形になった作品です。
今回は関東ローカルの放送だったので、この受賞をきっかけにして次回は全国の人に「笑いを届ける」そんな番組を作れたらと思います。