
7/12 衛星放送協会オリジナルアワード 番組部門 バラエティ最優秀賞を受賞!


昨年7月1日に CS時代劇専門チャンネルの「開局25周年記念」として「25時間テレビ時代劇の日‼」という、人気時代劇を中心に25時間にわたり時代劇に関する作品を無料放送する記念番組が放送されました。
その中で を、AX-ONのグループ会社であるイカロスとともに制作しました。
その番組が今回 を受賞しました。
NHKやWOWOW など、衛星放送協会に加入しているCS・BS放送局が企画制作した、オリジナル番組を表彰するものです。

今回の番組は、お互いに唯一無二の存在だけにこれまで作品では交わる事がなかった、時代劇を牽引してきた2大スター、里見浩太朗さんと高橋英樹さん、その二人が時代劇の聖地・京都の太秦にある撮影所(京都撮影所)で"初めて2Sで語り合う"、時代劇に携わる方たち・視聴者にとって歴史的な番組です。
時代劇に興味がない人・Z世代にはピンと来ないかも知れませんが、時代劇に携わる方や、今回お二人のトーク進行役である原田龍二さんに言わせると
「野球で言うと 王と長嶋の対談」
というほど時代劇の世界では凄いことなのです。
(このたとえも古くて、Z世代にはさらにピンと来ないかもですが...とにかくスゴいことなんです!)

撮影当日そんなお二人が初めて語り合うという"噂"が京都撮影所に流れると、OB含む多くのスタッフや斬られ役俳優さん、そして松竹撮影所からも時代劇撮影中の役者さんたちが挨拶に訪れました。改めてお二人の偉大さを感じ、心の中で「さすが 王・長嶋!」と叫んだ瞬間でした。
他にも、京都撮影所ではお二人の偉大さを感じることがありました。
里見さんは撮影が無い時でも永久的に専用の楽屋や駐車場が常設されています。高橋さんは、代表作「桃太郎侍」の衣装が、放送終了から43年経った今でも衣装部屋に綺麗に保管されています・・・などなど京都太秦撮影場では、長年時代劇を牽引してきたお二人へのリスペクトを強く感じられました。
そんなお二人の歴史的な番組ということで、今回のアワード審査員の講評にもあったとおり、"セット"にも京都撮影所のみなさんの気合がこめられていました。実際トークを撮影したスタジオは、長年「遠山の金さん」のお裁きがあった場所です。
そこに、 という撮影所のみなさん。
内心 と思いながらも2面組んで頂いたり、金の襖を用意して下さったり、豪華なセットに仕上げて頂きお二人を引き立てるにふさわしい場所になりました。
番組内容は、京都撮影所に来る道すがら、それぞれがお気に入りのお土産を買ったり、京都市内の思い出の撮影場所を散策したり、馴染みの店で仲間と食事したりした後、普段は撮影ではなかなか入れない京都撮影所内のそこここを巡った後 いよいよお二人がトークをするというもの。
トークも「印象深い作品の撮影裏話」や「あの芝居はこう考えて演じた」など、今まで語ってこなかった貴重な話が満載でした。何よりお二人が楽しそうに語りあっていたことが、今回「最優秀賞」に選ばれた大きな理由だと思います。
授賞式は7/12によみうり大手町ホールで開催されました。
最優秀賞番組部門は、「ドラマ」「ドキュメンタリー」「文化・教養」「中継」「ミニ番組」「バラエティ」の6部門。ちなみに、協賛にJA全農が入っているため副賞は、米一俵!
授賞式では、松本幸四郎さんや新しい学校のリーダーズなど様々な受賞番組出演者からのビデオメッセージや登壇もあり、華やかな授賞式となりました。そして、長年の功績を讃えた「特別表彰」で山田洋次監督も登壇。今の映画・ドラマに対する熱いスピーチをされました。さらにその後前田吟さんがお祝いに駆けつけるなどのサプライズ登場も。
6部門の中から選ばれるグランプリは逃しましたが、授賞式後のレセプションにも参加することができ様々な方ともご挨拶させて頂き、とても貴重な経験となりました。
今後も副賞の美味しいごはんを食べて、良い作品をつくり、またこの授賞式に参加できるような番組を制作していきたいと思いました。

西村 綾介
湯澤 晃(イカロス)
作田 美乃里(フリー)
村井 創太郎・兜森 英美
國京 美里(イカロス)