東京ドラマアウォードにてドラマ「満願」(NHK総合)が「優秀賞」受賞!

2019.11.06
企画戦略センター 企画戦略部
本年10月に開催された「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2019年」にてAX-ONが制作に参加したドラマ「満願」が、「東京ドラマアウォード」単発ドラマ部門にて「優秀賞」を受賞いたしました。
東京ドラマアウォード

「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」は、2007年より毎年1回、民間放送、NHK、映画・ドラマ製作者、実演家団体などで構成する「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 実行委員会」が開催しています(共催:総務省・経済産業省)。国内外の制作者同士の交流やコンテンツの国際的なトレンドの把握を目的としたシンポジウムなどを行うとともに、優れた日本の放送コンテンツを海外に発信しています。そして、世界に通用する市場性・商業性に主眼を置いた選考を行う「東京ドラマアウォード」はこのフェスティバルのメインイベントとなっています。

ドラマ「満願」情報

制作著作:日本放送協会/ AX-ON
放送日 :2018年8月14日~16日
分数x話数 :59分×3話
原作 : 米澤穂信「満願」
制作統括:出水有三 仲野尚之

 
仲野さんコメント

授賞式の際の仲野さん(写真むかって右) NHKの出水さんと共に

ラオスの雄大なメコン川の水面に移る幻想的な赤い月。「万灯」。
伊東市の交番での、ラストシーンで突然降りだした土砂降りの雨。「夜警」。
甲府市で、民家を酒蔵に変身させた見事なセット。「満願」。

海外ロケも含めて1ケ月半も満たない超過密スケジュールの中での撮影。
「人間の業(ごう)」を描く狙いの中、現実も様々な人間の業が襲いかかってきた。

日本人・タイ人・ラオス人の老若男女、様々な個性的なキャスト・スタッフ。制作中は、楽しかった事よりも、寿命を縮める綱渡りの連続。
人間の業どころか、雨は予測不能のスコールとなり、まとわりつく暑さ・湿気そして放し飼いの牛や豚などの動物、イモリやウスバカゲロウなどの無数の昆虫。
アジアの熱気は日本に戻ってきてからも、ヒリヒリと体を痛めつけた。

それから1年半ぐらい経つ。
思い起こされる光景は不思議なもので、なぜか息を飲む美しい光景ばかり。

今言える事は、関係して頂いた全ての皆様に感謝。
「人間の業」は見事に作品の中におさまる事になる。
この受賞をもって、全ての関係者の思いが「満願」となったと信じて、今後も精進していきます。

本当にありがとうございました。